…こっちの道でいいのか?
 先に進むにはそうするしかねえ、迷路っぽくもねえし。オレはひたすら走った。

 村一つ、丸ごとどっから来たかわかんねえワル共に占領されちまったのが先月のことだと。
 今まで何事も無く平和だった単体の村だっつうのに、それからはそのワルに生かさず殺さずで金や作物なんかも搾り取られてひでえ有様だったんだ。
 生かさず殺さず、ってもホントにギリギリなんで何人か餓え死にしたし、ガキンチョもすっかり元気を無くしちまった。
 ンなムチャクチャなやり方なんざ認めらんねえ、とそいつらを追い出したのがほんの先週のこった。

 で、オレは今そいつらの本部を見っけ出して中心部に向かって突っ走ってるワケだ。
 それまでもいくつも村やら町やら、大小いろいろ占領されたトコを解放したり支部とかさんざんブッ潰して来たからなあ、オレなんかもう完璧に最重要危険人物よ。人じゃねえけどな。
 だのに、静か過ぎて気分悪いぜ。門番はっ倒したらあとはもぬけのカラもいいとこよ。
 はっ、まさかオレを怖れて逃げ出したか? 全員で。
 っつうワケでもなさそうだぜ、奥に沢山いやがる…オレへの怒気でイッパツで分かるぜ。
 誘ってやがんのか。ヘッ、さっさと行ってやるから待っててな。

 一つ大げさな扉を抜けると天井は高くなったが、通路はどんどん狭くなって、とうとう行き止まった。
 で。見た感じ、この周りの壁は全部上だか下だかに引っ込むっぽい。
 それでよーやく大量に出てくるってワケだ――――

 …ワラワラとまあ、よく集めたもんだ。
 落ちてくように消えた薄い壁の向こうは、広い広いだだっ広い大広間。
 そこにズラリ集まった構成員ども…四桁いるだろ、これ。
 めいめい武器を手にしてるが、もうバラバラだ。見本市か?
 そんで来た道もふさがれちまって、完全に囲まれた…ってことだな。いや、すげえ包囲網だ。
 『ようこそ、貴方の処刑会場へ』
 突然広間に声が響いた。こりゃ、魔力で拡声してやがるな…女の声か。
 「どこに居んだ?」
 『悪いけど、私はそこにいないよ。祝賀会場になったら行くけどね』
 「あんたがボスか」
 『そう、初めまして。もっともすぐにお別れだけど』
 ようやくオレと接触したな。…覚えた、ぜ。
 「魔力の逆探知…ってぐらい、知ってるよな?」
 一瞬息をのんだような印象が聴こえたが、すぐに声は調子を取り戻した。
 『あら…魔法は使えないと思ってたけど、変わった特技をお持ちね。それで?』
 「なんだ、オレが広範囲攻撃魔法使えないと思ったから、大勢で取り囲んじまえばいくらなんでも…ってか?」
 確かに。
 今のオレは拳闘士、格闘が基本の戦闘スタイルだ。
 だが忘れてはいけない、オレの前身…人間だった頃、魔法剣士だった頃を。
 めっきり使わなくなっちまったが、一応覚えてるんだよなあ、これが。 
 『…くだらないハッタリかしら。今まで有効なときも全然使ったことないみたいだし…どっちみち、唱えさせてあげないけど』
 声の通り、一番近い奴は数メートルと離れてない。黙らせるために殴る距離なら十分だ。
 もちろん相手が普通ならな。だってオレらなら詠唱いらないし。
 「わりいけど、オレ嘘つけないんだ」
 軽くアゴをしゃくり上げて、そっちの方向で…“発動”。

 ドドドドドドドドドォッ!!

 いきなりあびきょーかん。
 不可視の魔力衝撃波が次々にザコをなぎ倒していく。
 連中もさすがに集まりすぎるのはマズイと分かってたのか、そんなにギッシリと詰めてたわけでも無いみたいでドミノ倒しにゃならんかったけど、ま、この威力ならあんまし関係ねえな。
 数秒後には、上から見たらオレを最初に一直線に人が倒れまくってる図になってた。こんなもんだろ。
 『……………嘘。ちょっと何それ、反則でしょ!?』
 これだけの威力の魔法、詠唱なしってのはまずありえねえしな。普通なら。
 「だけど、もう使わねえでやるよ」
 『何言って…』
 だってこんなにザコが大量に集まってようが、素手でも大したことないからな。
 だいいち魔法で攻撃なんざ、オレのカラーじゃねえのさ。

 ボスが絶句している間に、オレは呆然としている連中の一角に殴り込んだ。
 一発目で頬を強打したハゲは歯を飛ばして回りながら…倒れる前に別の奴を、髭面の胴を蹴り飛ばす。モロに喰らって吹っ飛んだ髭面は何人も巻き込んでった。
 後ろから剣を振り下ろそうとする奴…は、振り向きもしないで裏拳。キレイにアゴを砕いてやる。 
 時々飛び道具で攻撃しようとする奴もいたけど、見えちまうんでね。それから手近な奴を盾にする暇ぐらい楽勝楽勝。
 大体、どいつもこいつも連携がなってねえ。数ぶち当てて消耗させるってのが効くんならそれでも構わねえんだけど、オレ相手じゃあ完全にムダだぜ。
 遅えし、威力も足りねえし…そりゃ、オレが強すぎなんだけどな。

 ま、こいつらやボスの人集めの努力とかは認めるけど。
 ムダなもんは、ムダってこった。

 どんどん勢いを上げた結果、十分経たずに大広間はししるいるい。
 大分数が減ってるが、別にこいつら全員ブチのめさなきゃならねえわけでなし、逃げられてもいいんだけどな。
 当然、女ボスの声はもう聞こえないが…そっちにゃ、逃げられちゃ困るんだよな。
 さっきまでに探知した魔力の出所を追って、オレは大広間を飛び出した。
 カベなんて知らね。拳一つでブレイクだぜ。


テーマの部分だけでも。
どうせ先の展開書いても、予想通りにしかなりそうにないですよう。
 俺たちは人間ではない。必要な行動が不要なものもある。
 その一つ、睡眠。眠らなくても問題無く行動できる。
 疲労物質による体機能への影響が無いも同然、よって必然。
 ただ別に出来ないわけではなく、夜に暇とあれば行うことも可能。
 但し眠りは眠り、外部に対する反応が出来るか否かは自己責任。

 というわけで、つい眠りこけてしまった俺は捕まってしまったのである。
 …CWのナンバー1が実に面目無いが、こういうこともある…。

 気が付くと石畳の上、薄暗く黴臭い部屋にうつ伏せに寝かされていた。
 身動きが取れない。後ろ手に手錠をかけられ腕・胴体と脚を縛られ、しかも首を固定されているようだ。
 少し離れたところから話し声が聞こえる。
 「くそっ、どうなってんだこりゃ」
 「何をしてる、さっさと原因を見つけろ」
 「そうは言いますけど、この剣の魔法妙でして」
 …俺の剣が、三振りとも無い。まあ、それはそうか。

 この世界に来て俺も久しい。例によって真実を偽るものたちを強力に捻り潰すことを続けているため、名も知れ渡ってきている。
 特にこの世界では巨大な犯罪組織が暗躍を続けており、一部は俺によって叩かれている。当然目の敵にされるというわけだ。
 俺自身の知名度と共に、俺の振るう三つの剣も同時に知れ渡っているようだ。三本も剣を身に付けている時点で目立つしな…
 一つはカオスソード。現在CWでは量産可能な両刃剣だ。俺の持っている剣の中では一番弱いのだが、通常人間界に存在する、多少の伝説クラスの剣と比較しても負けない切れ味と強度を持つ。
 二つ目はシャイニングブレード。日本刀のような反りの片刃剣で、CW内でも特殊な金属で作られている。あらゆる魔法と適合し、あらゆる物を斬れる、形のある物質的には最強の剣。
 そして最後にスペクトラルブレード。柄だけで刀身は実体を持たない波動、使用者の意思次第でかなりどうにでもできる剣だ…あまりに融通が利き過ぎる上に恐ろしく強力な為、滅多に抜くことは無い。ちなみにどこかで聞いたことのある名前かも知れないが、多分関係無い。

 どうやら連中は俺の処分より先に剣を奪うつもりのようだが、土台無理な話だ。
 CWの武器は強力極まるが故、一般人では持て余してしまうものの使われて危険なことに変わりは無い。そのため個別にセキュリティをかけており、それぞれの所有者以外が手にしようとしても電撃が走ったりしてそもそも持てないようになっている。俺ですらケルンやディルアス、ライルの専用武器は勝手に使うことは出来ない。
 所有者が“許可”した者なら一時的に使用できるが、それ以外では触れることすら不可能。よって奪われてもさほどの危険は無いのである。
 「いいからさっさと解除しろ。こんなもので部下を二人も使い物にならなくしやがって」
 「(ヒィ…気をつけないと俺も真っ黒コゲだ)」
 …身に余るということを理解してなければ、こうなるわけだ。

 しばしの後。
 「…貴様、分かってるだろうな」
 威張っていた方の男が気づいたのか、俺に言葉を寄越した。
 「俺の圧倒的優位かな」
 「……? もう狂ったか」
 普通ならそういう反応だろう。
 何故なら俺は今、思い切りギロチン台に掛けられているし。先ほど首が固定されていると言ったのはこういうことだ。
 「随分と組織をやってくれたみたいだが、こうなってはお終いか」
 「全然。寝てただけでそれも無い」
 ガツン。
 返事の返事は蹴り一発だった。
 「まだ減らず口を叩くならすぐにでも分からせてやる。狂っていようがな」
 「頑張れ」
 男のこめかみが引き攣る。自分としては何としても剣の使用法を聞き出したい相手がこうでは、殺るも殺らないも頭に来るのだろうからな。
 分かっているが、こういう返事をするのはやめられないというか、既に自分の中ではそれ以外に言葉を紡ぐことが出来なくなりかかっている…
 未だ幾つかの性質を持つ魔力をシャイニングブレードとスペクトラルブレードに苦悩しながらかけ続けている手下の魔術師は焦りの表情が丸出しだ。彼程度ではとても解析など不可能。
 その表情を見たが、次の瞬間男はニヤリと俺に笑みを見せる。ふと男の腰を見ると、カオスソードはそこにあった。
 「こいつだけでも、まあいいだろう」
 カオスソードは量産品故にセキュリティを掛けていない。
 どうやら男はカオスソード一本で十分と取ったらしい。この程度の奴らなら、確かにそうだろう。
 公開処刑というわけでもなし、男の手が無造作に伸びてギロチンの刃を支える紐を断ち切った。

 ガッ!
 後ろ首が痛い。
 「……っ!!?」
 落下して俺の首を飛ばし、盛大に血の雨を降らすかと思われたギロチンの刃は、しかし頸部に一ミリとて食い込むことなく止まってしまった。
 …こんな程度の重さと鋭さの刃で、俺の首を飛ばそうなど。
 全身に力を込める。胴体と脚の縛めがブチブチと千切れ、手錠がパキンと乾いた音を立てて壊れた。
 そして…
 「…な、な、な、な、な」
 「え… 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?」
                             ......
 足の裏を床に付け、そのまま俺は腰の力で、立ち上がった。
 
 男は舌打ちをしてカオスソードを抜いた。
 実際並みの剣より遥かに軽いため、振り回す分には使い勝手もいいものだろう。
 だが、それで武器の無い俺に勝てる気なら間違いだ。
 …この太刀筋、どうやら胴を突いてくるつもりか。
 なかなか悪くないセンス、剣の特徴別の使い方を把握しているらしい。
 残念ながら、ことCWに於けるそのあたりのルールは全く、異なる…
 素早くステップを切り返し、体の向きを変えてかわす。
 再度飛んでくる剣線。
 無造作に振り向いた俺が、勝負の決め手を担った。

 首にくくりつけたままのギロチン台が男の側頭部に思い切りヒットしたからだ。

 剣を取り返し、小さなアジトを破壊して俺は再び旅立った。
 先の魔術師も気がついたときは気絶していた。どうやら円運動で外側に向かう力がかかったギロチンの刃が吹っ飛んでいき、命中したらしい。刃のついてない方だったとは言え、並みの人間が直撃して無事に済む重さと速さでは無かっただろう。俺は無事だったけど。
 新入りだったようで、まだ他人の真実を侵すことはほぼ皆無の彼は一応助けておいた。

 時刻はまだ夜明け近く。冷たいそよ風が吹く薄暗い大地を踏みしめて、次の目的を果たすため俺は歩く。


同じテーマで各人を書くと、結構いけそうです。
 「…居た」
 目の前で話していた(というか一方的に話されてたのだが、俺がしゃべらんから)友人がいきなり声を出した俺に驚く。
 「え、何が?」
 あさっての方を向いてしゃべり続けていた友人は振り向いて俺の方を見る。
 だがその先に俺はいない。
 「おい、え、嵐斗! 嵐斗、どこ行った?」

 見つけた。今回のターゲット。
 何も無ければ見過ごしてしまうのが普通、だが俺は感じ取った気で個人を特定できた。
 追う、ターゲットの乗った車を。
 疾る。距離を置いて、張り付く。

 とある古びたビルの前で車は止まり、ターゲットはその中に入っていく。
 建物と反してドアは最新式のキーロックを施した頑丈なものだ。
 …関係ない。それが魔術というもの。
 あっさりと錠を外して、さらに追う。

 視覚になくとも、気を追えばいい。上へ上へ。
 …この部屋に入ったのか。
 入れ違いで他の誰かが出てくる気配。
 急いで俺は音を立てず天井に張り付いた。
 ………特に、ターゲットに関連して消さねばならない存在になったわけでは無いらしい。
 その人間が去り、こちらの立てる気配が伝わらない場所まで行ったことを確認。
 俺はドアを開け、部屋に入った。

 中は小さな事務所で数人が書き物等の仕事をしているようだった。
 …その内容が、非常に問題。組織ぐるみの真実隠蔽。
 突然の来訪者に驚く隙さえ与えずに、一人一人斬る。
 ターゲットが気づくまでに約0.4秒。その間に事務所は血の海と化していた。
 その前に立ちはだかる俺。見苦しくうろたえるターゲット。
 「…逃げられない絶望に直面した気分はどうだ」
 ターゲットの精神を魔術で強制的に落ち着かせると、そのまま黙り込んでしまった。
 冷えた頭の中で小賢しい考えを弄し、何とか逃げようとしているようだ。
 「…無駄なことを考えるな。答えろ」
 俺の右手の剣が、斬撃の檻を作り出す。
 ターゲットは驚き、その次の瞬間から震え出す。魔術の限界を越えたらしい。
 無理もない。こんな理不尽な形での死を突きつけられるなど、まず以って有り得ないことだ。
 ややあって、その口が開く。
 「俺を殺せば、すぐにいろんな繋がりで伝わって、お前を殺すぞ」
 …ふん。
 「そう脅せば、俺がお前を斬るのを躊躇うとでも?」
 「脅しではなく本当だ」
 「…だから? これなら、もうどっちでも同じだ」
 部屋の惨状。僅かな会話の時間で、血の噎せるような匂いがターゲットにも分かるくらい立ち上っている筈。
 俺の言葉にターゲットは、余裕を無くした笑みを浮かべた。
 人間、恐ろしいと笑うことしかできなくなるという話もあるくらいだ…

 今まで散々人を追い詰め、追い込み、幾人もの人生を搾取し狂わせ、真実を奪っていった男を一人、切り捨てることに成功した。
 さあ。今度はこいつの繋がりから、更なる組織を潰していかねば。
 突然他人の前に現れ、全てを風のように奪い去っていくなど…真実への激しい冒涜。
 なまじその手を使えるレベルだと、社会的にも安全を手に入れることが出来、ますます厄介になっていく。
 そんな環境に慣れたクズに、己の所業のつけを最悪の形で返させようとしたときは…いつも同じ、偽を撒き散らす悪玉を排除できたという強烈なカタルシスと、満たした金欲をさらに膨れ上げ続ける者の自分の命に対する浅ましさへの憤怒、そしてヒトという生物のどうしようもない性に…
 湧き上がるありとあらゆる感情を殺し、無表情でその我欲の塊を冷たく、凍てつく視線で見つめる他に、さしもの俺もそうする以外に、無くなる。


思考を放棄しているヨクナイ系の話にありがちな理不尽な力を持つ組織とか、読んでて逆襲したくなってきて書いてみました。
そういう理不尽は架空の話だけでいいのに、時々現実にもあるから困ります。
 すなわち、“時間を止める”という方法の中の一つに「ある一定の空間に別の空間を発生させる」という現象を起こしているというものがあることを示している。
 この場合は“時間”というより“空間”を使っていると言ったほうがいいのだろう。加えて、あまり“時間”を使っているとは言えないというのもあり、実際このパターンで“時間”を操っているという言い方をしているのを聞いたことが無い。よって、このタイプは除外してもいいだろう。

 次はこれとは全く逆に、その時間全体を支配する空間そのものに干渉して、時間そのものを停止させてしまう場合である。
 空間内での“モノ”は時間の経過によって動く等、何かしらの“動き”をする。“モノ”は進む時間によって行動を許されているとも言えるのだ。
 よってこの場合、時間を止めた本人までもが“動き”を停止してしまうはずである。そしてその空間は、外部の空間もしくはその空間に居ながらにしてその空間を支配する時間に支配されない存在から干渉されて解除される以外には、実質元のように時間の流れる空間に戻ることは無いのである(時間を止めた方法やそれを行った者の力量、質によって“時間が止まった空間の中での経過時間”によって時限解除されてしまう場合を除く)。
 事実このような事態に陥り、仮死状態となった世界も存在することが「ハルヴィオン多次元風土記」にも記されている。
 “時間の止まった”記録の残っている場合は時間を止めた者やその周囲のみその空間の中でも動けてしまうのだが、これは「モモ」における「時間の花」のようなものが時間を止めた者当人が持っているという状態になると思われる。
(続く)


文中の「ハルヴィオン多次元風土記」の出版社は民明書房みたいなところだと思ってくれればいいです。ていうかエントリのテーマで分かると思いますけどね。

「モモ」に言及しましたが、時間停止がテーマの一つになっている話では素晴らしい出来だと個人的に思います。名作はやはり何かが違う。
 「“時間を止める”というのが並大抵の能力ではないということは誰でも分かる。
 何しろ自分に都合よく周囲の状況を設定できるようなものだからな。いろいろなお話の中でも強いレベルの能力に設定されていることがとても多い。
 では具体的に何が起こっているのか?
 それを語るにはそもそも時間というものが何なのかを知らねばならない。

 客観的に見た時間とは一方向へ指向性を持ち、完全に一定のペースを保って空間を流れ続ける単位のことである。恐らく。
 …「恐らく」に突っ込みは勘弁してくれ。あまり明確な定義なぞ俺にもできんのだから。
 さておき、我々が認識している空間で時間が歪むということは常識的には考えられない。これは我々が“違う空間”に通常接しないことを明確に示している。
(続く)


こういうの考えるの本気で楽しいです。
設定厨ナハハハ。
 他人に理解してもらいたい。
 それは自分を認めてもらいたいという思いと同じで、そういうと少し自分が贅沢を言っていると思えて来なくもない。
 だけど、そう、本当に最低限のレベルでさえ自分を見てもらえないというのは…
 つらい。苦しい。
 そんな人は誰もいなくて、そして今の自分は他人の心を思いやれない勝手な連中の玩具も同然。
 これで自分以外の誰かに、自分を見てもらいたいというのは、それでも我が儘なのかな。

 学校にも行けず半ば引きこもりになっていた僕の前に、彼が現れたのはある秋の日の昼下がり。
 いきなり家に来たりとか少し世間からずれた感じがしながら、妙に説得力のあることを話す不思議な人だった。
 よく分からないが、僕のことを知っていたらしい。自分の知らないところで自分を知られているのはあまりいい気分はしないものだけど、彼は僕自身しか分からないような細かい悩みまでぴたりと言い当ててきた。そこらの詐欺師やら宗教やらでは、人にいくつか分かれた質問をせずに完璧に言い当てることはないだろう。
 なおも胡散臭げな視線を向ける僕に、離れて暮らす僕の両親には先に事情を知らせてあると言う。先に言ってほしかった。
 それからしばらく、彼を迎えた二人での生活が始まった。

 彼の行動、そして彼を何とか信じられた僕は、正解だった。
 他人でありながら同居人。近い友人というような微妙に親密な距離からの視線は、その後僕をさらに理解していってくれた。
 なぜ彼がそんなことをしたのかは分からない。
 だが…実際に一人に戻った僕が、彼に出会う前のように何もしないまま年月を重ねていくだけではなくなったのは、間違いない。


人間相互理解って難しいもんです。
世の中、それを放棄している人が多いってのもありますしねえ。
 今夜僕は夢を届ける姿を模して、子供たちのいる家へ。

 僕を呼び止める声。
 「君もいろいろ大変だな」
 「そうだね。でも子供たちの嬉しがる顔を見ると、僕も嬉しいから」
 「うんうん。…だけど、子供たちのためになるかい」
 「喜んでくれてる…けど。騙されたフリをしているとでも?」
 「そりゃ中にはそんなのもいるかも知れないけど、別にそういうことを言ってるんじゃない。御伽話をまるで現実であるかのように振舞って、信じ込ませてしまうのはどうかと思うのさ」
 「夢はあったほうがいいじゃないか」
 「いいかも知れない。だけど、本気で信じて馬鹿にされることもある」
 「そういう奴の方が間違ってる」
 「そうかも知れない。だけど、現実を見ればそういう場合もある」
 「………だからって」
 「やめるわけにはいかない、か。難儀なものだね」
 「…本気で僕が来るのを楽しみにしている子供たちだっているんだ」
 「…………」
 「家族で記録を撮ったりしている家もある。正直、それはちょっとどうかと思うけど」
 「…うん、俺もそれは微妙な感じ」
 「夢は夢だから、思い出だけに残すべきだと思うんだ」
 「そっちの方が、曖昧なだけに逆に真実と思えるようになるかも知れないしね」
 「うん」
 「それだけに、現実的には危険だ」
 「…君は、無粋だな」
 「そう。だけど、それが現実だ」
 「………僕は間違ってるのか?」
 「現実的には間違ってる。でも、真実的には悪くないかも知れない」
 「………どっちが、いいのかな」
 「好きなほうを取ればいいと思うよ。真実は一つだけど、それは誰々にとっての真実に過ぎない。人が違えば、きっと真実すらも違うから」

 「…やっぱり君は、分からない」

 そうかもね、と彼は力なく笑った。
 そして、がんばれ、と。
 それだけ言って、どこへとも無く去って行った。

 不思議な彼とはこれが最初で最後の出会いになった。


…書いてる途中で。なんか存在意義が微妙に…? マズげです。
労働時間が…ぐーあ。

俺にとってのこの日は年末商戦の一つの節目であり、一人で小さなケーキをワンホール食い散らかす日です。
どっかの宗教の偉い人の聖誕祭であるとか、そんなのどっちらけで性夜と化す男女とか正直どうでもいいっつうかぶっちゃけ別世界。

さて、ケーキ食って寝ますか。すぐに次のシフトだ。
今日のBGMはvault of heavenで。雪がちらついていたら最高です。

本日の検索ワード。
:FF7 GOLI
GOLI氏がFF7キャラ描くとかそういうのあったら即見たいものです。
ガンガン作家陣が4や5のキャラ描いてますけどこれもまたよし。

:ファイルマン BM?DX
ファイルマンさんですか…弐寺関連物が投下されてるんでしょうか。

:ティトォ
仙里算総眼図は思考にスピードが無いとできませんな。
早い話があらゆる要素を見て覚え、計算して割り出すのですけど単純なものほど極めるのは難しい。

:スタンド 自転車 両爪
「両爪」がよくわからなくて一瞬幽波紋の方かと。ドギャーン。
そろそろ俺のチャリもスタンドになってくれないかなあ

:あやね 悲鳴 DOA
…DOA1には入ってるんですか? なんかそれっぽいスレが。
ますます勿体無い

:エドガー 虎 セツナ 狐 オルティガ ナタージャ
獣相まとめたの俺だけですか?
カチッ。
 と表していいのか、俺はマウスをクリックした。
 「何だいわざとらしい表現して」
 「微妙な突っ込みですねザッツさん」
 ふよふよ浮きながら、いつのまにかザッツさんが俺の後ろに立っていた。ちょっと夢中になり過ぎてたかも知れない。
 この人苦手だ。慇懃でいちいち言葉が鋭い上にやけに説得力があって突っ込み返しにくい。負けた気分になる。
 おまけに普段CWの星にいるときは邪魔だからと足を付けていない。普段から足で歩かないからって、脚が無いの人を見るのはあまり精神的によろしくないし、第一偉かろうが偉くなかろうが分かるとかそういう問題じゃ無い気がする。
 「何々、名語録?」
 俺の目の前には鍵カッコに囲まれた字の列を映したモニタ。とある世界にある様々な作品のキャラクターたちが発した名言の数々がこのサイトに収録されていた。
 「こういう気の利いたカッコいいこと言えればなあ」
 「言った所で誰もカタチにして残してくれはしないだろうけどね」
 ザッツさんの言葉を聞き流して俺は今までのことを思い出す。
 いくつもの世界で事件や人間関係を解決してきた。俺が何気なく言った言葉が、彼ら彼女らの支えになったりしてるんだろうか、やっぱり。
 「ザッツさんはどうです、いい台詞言えたりしてますか?」
 彼に話を振ると、珍しく数秒うーんと考え込んだりなどしてから答えが返ってきた。
 「どんな台詞がいいと感じるかなんて所詮人それぞれだしさー、気にする意味がそもそも無いさね。大体このサイトだって個人経営なんでしょ? 複数人だとしても同じ時代、同じ社会の中で生きてる人間ばっかなんだから大して思想的に変わりないだろうし」
 それはそうかも知れないけど、そんな身も蓋も無い。
 「んー、どっちかと言いますと俺達的にはどうか、って聞きたいんですけど」
 「CW的にってこと? そりゃ言いまくらないとアイデンティティクライシスじゃないの?」
 「…いや、うん、そりゃそうだけど」
 やっぱりザッツさんは苦手だ。
 「どうしたって、僕らは他の世界に僕らの思想を持ち込むわけだからねえ。誰かにそう語りかけなけりゃ運命改変なんてできるわけないじゃん。もうちょっと考えて物を言ってくれよ」
 …はあ。突き詰めればそうだけど、何も馬鹿にしなくても。
 「それはそれとして、このサイトなかなかいいねえ」
 あ。PCから目を離してる隙にマウス握られてる。
 「作品世界の名台詞ねえ、作者さんの思想とかそういうもんが色濃く出るよ。読者への一種の洗脳にも近いかな」
 …………きっついなあ……
 「ま、CWの一人としていいこと言いたくても、仕事してれば意識しないで言えなくちゃね。じゃ」
 速。
 ……ま、きっとそうなんだろう。
 俺たちには、そんな力もある。だから、自分たちが信じることを力いっぱい言っていれば、そのうちいいことも何時の間にか口から出てるだろう。


やる気がムラだらけの汐街くんでした。

漢語録。
http://nekobako.sh4.jp/kikaku/goroku.html

OKOK。取り上げた言葉に突っ込むのは無粋として。
コメントに突っ込みたいのはいくつかありましたが、こいつに突っ込みましょう。いちヲタとして。

えーと、「紅」でこのコメントってことはねこねこのあれでいいんですよね?
No.54をどうぞ。

…申し訳無いが、言わせてください。最後の一文です。
俺には本気でそう思っている人間が嬉々としてえろげをやっているという事実が信じられん。
この辺は俺自身の考え方もあるかも知れませんが、いや確実にそうなんでしょうが…
人間こんだけいるんです。そういうのがたまにいてもいいと思うんですっっ!
そしてそれを鉄格子つきの病院へ送り込みたいとは、何たる個性否定ッッ!
そーゆーことを言うからにはあなた自身が送られる覚悟は完了しているんでしょうねッッ!?
俺なんぞ某実話と称した劇画漫画雑誌を気まぐれで買った号にそういう病院の実態が載ってたのをみてガクブルしてるんですよ。しかも中にはどこぞのVIPのAAっぽい人も入ってるらしいですし(何)。
諸外国では本気で意味不明なことをしている人が時折ネットのニュースで報じられてることがあります。つまりは人間、それだけ個性があるわけですよ。ちょっと頭が温かい人も実際にもいないわけではありませんし、そのね、そういう人がいても不思議じゃないです。はい。
…いたところでどうせさっさと食われてるでしょうけどねッッ!!

ぶち切れ金剛ですね、全く俺もどうかと。
自分は少なくとも世間から見たら頭が温かいタイプだと見られてると思ってます。その分理解できる…んでしょうか。
相互理解の壁は果てしなく高いようで。国が離れてない、隣人でもそうな世の中は生き辛いものですね。
はあ。

本日の検索ワード。
:やらないか 阿部 漫画
題名は「くそみそテクニック」です…

:gamemusic arrenge
最近はゲームミュージックも邪スラック登録するのが増えてきて耳コピもままならないようで。
音楽作れる人にある意味負担だと。

:EasyClear
このオプションは俺にとって付けてやるのが基本なせいで、緑色のランプがどしゃーっと溜まってしまいます。
で後からHardを付けて潰していくと。

:三次元 キモイ
キモいと言いますかねえ…嘘で塗り固めるのとか、世俗のために自覚無く汚れるものはとにかく嫌いですね。
 一つの時代が終わったと言う事か――――
 目の前ではこの世界で自分についてくれた部下たちが慌しく物資の運搬や連絡等の作業を進めていた。
 自分たちが本来居る世界もまた、時間の流れに乗っているのだろう。力を使えば時間という軸も自由に調整可能であるし、あの世界の者は誰もが自らの中だけで時の流れを完結している。よって、軸を戻したところで彼ら自身には何も変化はありはしない。
 だからといって別に戻す必要性も進める必要性も無い。傾向に変化があって、誰かの文句があれば直せばいいのである。自分たちで世界の流れを変えることができるのならば、総じて時間など操作することは無いのだ。
 だが…力の無い者たちにとっては、それは夢とも言えるような泡沫に過ぎない夢想でしかない。どんなに願っても、何らかの暴力や権力によって潰されるのが精の山である。
 自分たちはそんな人々の声を聞いて立ち上がる者たちの強力な支援となってきた。
 今では――――この世界では、自分たちが『立ち上がる者』として、利己欲に溺れ、権力を乱用してきた愚劣なる為政者を圧倒的な力で破壊してしまった。
 異次元から来た正体不明の自分たちが、この世界、この国の歴史に大きな変化をもたらした。それは許される事なのか。
 …別に、倫理とかそういったものはどうでもいい。自分たちにとっては、その世界の人々に受け入れられるか、そして“盟約”に沿っているか……ただ、それだけだ。
 世論は初めは自分たちを褒め称えるだろう。だが基本的に異邦者であり、種族的に人間かどうかすら不明な自分たちがいつまでも同じ立場にいられるかというと、それは恐らく無い。人間という種族は自分たちが世界を支配していると思っていると、それ以外の種族には非常に排他的であるからだ。
 他に知的な亜人種等が生息していればいざ知らず、極普通の『現代』という形に似たこの世界では、まずあり得ない。いずれ恩も何も忘れられ、追い出されるだろう。
 まあ、それは仕方の無いこと。自分にしても、いつまでも同じ世界に縛られているのは御免だ。
 ではもう一つ、“盟約”はと言うと――
 以前は確かに違反だったような気がする。だが実際にこうして正式な指令として受け、実行しているということは、今は問題無いということか。
 …それでも自分はどうでもいいと思った。いずれは態度を変えられるとは言え、圧制や緩やかな悪政に虐げられている小市民たちの晴れやかな笑顔を見るのは…いつからか氷漬けにしたはずのこの心にジワリと響き渡る。
 それがどんなに容易に成し遂げられるものだったとしても――――

 まだ、全てが終わったわけではない。混乱を回避するためにまだ自分たちは必要だ。
 彼は周りの部下たちに混じって、作業の続きを始めた。


ふっと短編を書いてみようと思ったらこんなんできました。CWネタです。
毎日書いてたときもこういうのが時々ありますね。何だか久しぶりな気分です。

月末は金が無くなります。IIDXもできなくなります。
金があったらいくらでもIIDXしたいんですがねえ…
おっと、QMA2全然触って無かったです。…どうしたものやら。やる気が全然。
それにしてもIIDXばっかですね、俺。人生これでいいのかな。多分いい。
ここ最近HARMONYばかり頭の中でリフレインしている奴には丁度いいでしょう。
SPEEDY CATがどんな曲か忘れてるくらいです。
意味不明。

この前リンクを掲載した難易度表。それに合わせてやっているのが丸分かりなのですが、そうすると自然にクリアしていけます。
………なのですが………落とす事が無いためになんだか達成感が無くなって………
たしかに上達しているのですが…大丈夫か、俺。
まあ、昨日で大分Failed分を補給できましたので。どうやら俺は時々一曲目や二曲目で落とす必要があるっぽいです。
余計に金が要る…うぅ。

そう言えば昨日のRemember Youですが…途中まで無理に片手でやろうとして失敗です。
とりあえずフルコンが優先だっつうのにアフォですか俺は。
…片手、ねえ…まだシングルじゃやる気がしませぬ。
しばらくダブルともご無沙汰ですが…ホームのげせん、ジョイント設定にしてくれないものですかね。言ってみますかね?

コンビニ食玩がここしばらくアレです。
種ガン種デスのEFコレクションに始まり(もちろん一番初めの火付け役がリカヴィネなのは言うまでもありませんが)、村田蓮璽ソリッドコレクションと続き、そして今週からDEAD OR ALIVEのパーツ交換型可動式フィギャーですよ。
かすみとあやねがそれぞれ二種類、んでレイファンとヒトミ+シクレ一種?が大体の内訳です。
…商品案内にも「萌え」の二文字が…お願いだからあんまり一般に浸透しないで頂きたい。勘違いしている馬鹿業者がただでさえ爆増しているんですから。
それ以前にDOA、元々萌えなんて聞いてませんけど。エロですよあれは。本筋ストーリーもあまり萌えませんし…元々ンな言葉ができる前からあったゲームですしね。
ま、同人展開などで萌えが付属しててもおかしくないですか。
…給料入ったら買おっかな(ぼそっ)

本日の検索ワード。
:より子 鳥 譜面
どのより子さんをお探しで。鳥は鳥A(AAA)のことでしょうか?

:花言葉 混沌 表
ある言葉がどの花言葉なのか探すのはやっかいなのでしょうか。
なかなか出てきません。
 いつか来る連中とは思ってたけど、予想より早かったな。
 「どうやってるのかは知らねえが、坊ずがこんなことしてると困る人たちが居るんでねえ」
 「へえ。でもそれ、自業自得ってやつだと思いますけど」
 余裕で軽口を叩く俺。…相手をするにはさすがに数が多いかなあ。
 「…だからな、うん、分かってるだろう? こっちとしては何でも良いからやめてもらえればいいんだ」
 もちろんここではいそうですかとやめるわけが無い。目的のために手段は選ばない連中が相手だけど、その目的が隠蔽じゃあなあ。
 「それで仕事を辞めるということは、つまり私自身に今の仕事に対して裏切りを働けということに他なりませんねぇ。というわけで、帰れ」
 最後に一言命令形で怒りを吐き出して、乱暴にドアを閉めて鍵をかけてやった。
 …もちろん、その後は怒号とドアを叩く音の嵐…ああやかましい。
 どうせ人目の無い夜更け、騒ぎで目を覚ます人がいないうちに速攻で叩きのめしちゃっても別に心が痛むわけでなし、むしろやっちゃいたいぐらいなんだけど…
 そうしちゃうと今はまずい。ここの話題を広めてメディアに出るまでは、事務所移転もちょっと不利な材料になることを考えるとあんまり派手な事もやらないほうがよさそうだ。

 一度力のあるメディアに出れればあとはしめたもの、多少の移転は気にせずにお客さんがやってくる。いずれは俺の提示したことの真実味――当然百パーセント当たるわけだけど――に惹かれて芸能界や政治界の他人の裏を握りたがる奴等が来るから、そこからそっちの世界に入っていける。
 そして最終的には…
 考えていくと思わず口元に笑みが浮かんでしまう。
 だけどそれも、外からの騒音でかき消された。とりあえずこっちを何とかしなくちゃならないんだなあ…

 ま、こういうときはとりあえず国家権力に頼るのが一番か。
 「あまりうるさくすると警察に訴えますよ」
 ドア越しの一言にほんの一瞬だけ騒ぎが止まる。
 「騒乱罪、脅迫罪、場合によっては威力業務妨害で訴える事も出来そうですね」
 違う意味で俺も脅迫してる気がするけど気にしない。…多分、これじゃ止まらないと思うし。
 止まらなければ…懐のこいつの出番かも知れない。
 「…おい、一旦引き上げるぞ」
 と思いきや、意外にあっさりと止まってくれた。
 「また来るぞ、坊ず。そのときはいい返事で頼むぜ」
 どやどやと帰っていく連中。
 ………ふう。この場はなんとかしのげたか………
 さて、と。こういう事態を想定して常にテープに録音してるわけだけど、早速コピーしておくか……


前回から一ヶ月以上空いてるとは…

夕方まで爆睡。雨が降ったりやんだり…事実上一日中引きこもりでした。
なにやら地図機能とやらがあるようですが、重くていらないです…

本日の検索ワード。
:jalエンジン事故
管理に杜撰なところがあれば、いずれそれは露呈するものです。

:産廃法案
産業廃棄物に関する法案ではなく、救い様の無いクズ法案という意味で使ってる言葉です。
とりあえず人権擁護法案はとっとと廃案にしてください。

:イライジャ 鞭
なんかの映画のようで。
 客の入りが増えたのはほぼ一瞬だった。
 何ともはや、口コミというのは怖いなあ…俺が最初に占いを頼んできた女子高生を追い返したら彼女から話が広まったみたいだ。
 …俺、何かまずかっただろうか。勝手に人を占い屋と勘違いして、こっちが違うと言ったら突然怒り出して嘘つきだの何だのわめいて、挙句の果てに大幅に脚色した噂を流すって。火病ってやつか。
 汚いよなあ。自分たちのコミュニティ利用して個人を潰そうとするなんて。俺の事情も少しは察してくれてもいいと思うんだけどな。…まあ、別に経営は何の問題も出ないんだけど。
 実際、それまでとは変わらないゆるゆるペースで一般の人々の訪問はあるし、むしろ正しくこっちを理解している客の割合が増えてきている。
 是非話を広めまくって欲しい。今回の大目的は、国家クラスに関わる人に食いつくことなんだから。

 ここしばらく企業関係の人々によく残酷な真実を立て続けに教え、気の毒に思う日々が続いていた、ある日の深夜のことだった。
 いきなりドンドンと入り口の扉を叩く音に目を覚ました俺。
 こんな夜更けに近所迷惑な、と目を擦りつつも何やら面倒事の予感がした俺は危機回避の為に用意しておいた銃を懐に忍ばせ、出ることにした。…脳波操作が出来れば一番楽なんだけど、今回封じられちゃってるしなあ。
 がんがん鳴らされ続けるドアのノブに手をかける。
 …無性に腹が立ったので、少し勢いづけて開けてやった。
 「どなたで」
 ごしゃっと音がしたと思ったら、叩いてた男が吹っ飛んだようだが俺はあえて気にしない。
 「どなたで、じゃねえだろお? わざわざこんな時間にきてやったお客に大してどういう態度だ?」
 スーツを着たガラも態度も顔も悪い連中が数人。暴力系自由業の人たちか。
 一瞬で予想できたのは、ここ数日の企業が関わったことのある連中かということ。こいつらにとって都合の悪いことを教えたからかも知れない。
 「…今の時間は開いてませんので。また明日おいでください」
 「違うだろ!? さっきのど突き、どうしてくれ…」
 「まあ落ち着け、それは後でだ。で、ちょっと坊ずにこの仕事、やめてもらえねえかと思ってな」
 …先に呼び寄せたのはこっちか。


…ああ、やっぱり眠い…

金も無いので久々に一日引きこもって、いろいろ消化しようと思ったら夕方過ぎまで寝てしまいました。結局日課と風呂しかできません。

本日の検索ワード。
:超能力種類
PSYとESPですね。
前者が物質への干渉力を持つサイキックで、後者が通常見えないものが視得る超感覚知覚です。

:happysky mp3
:happysky エクストラ
:Xepher 画像
:HAPPYSKY BMS
:EDEN HAPPYSKY 画像
皆さん期待しすぎです。
気持ちは分かりますが、画像に関してはゲセン行ってください…
 一度、こんなことをした。
 真正面から当たるという正攻法も悪くない、そう思って俺は金に物を言わせて――単に使うだけ使えるだけで贅沢は出来ない――とある現代世界にて広告を打ってみた。
 『本当に起きた真実を教えます――』
 …自分で書いてて激しいいかがわしさに少しくらくらしたが、本当にそれが出来るとなるとどう書けばいいのやら、ちょっと見当がつかなかった。
 本当ならタダでやったほうが良かった。そっちの方が広く真実を伝えられると思ったけど、それではあまりに人が押しかけ過ぎそうだ。単に物珍しさだけで来る様な連中や占いか何かで真実を知ることができるなどとほざく妄言吐きはお断りしたいところだしね。
 というわけで、高級感による真実味を出すためにあえて高額を設定してみた。実はこうしたほうが良かったりする。
 例えば高級品を安く売るという店の落とし穴がこれ。なまじ安いだけに信頼感が薄れ、買われないということになる。逆に高ければ高いほど、そういうモノという認識が高まるらしい。無論モノがそうであればの話。まあ、「高い」ということ自体にも価値があるってことだね。
 それはさておき、やや奥まった場所にある建物を買って事務所にし、それっぽい看板を掲げて客を待つ。
 比較的早く来たのは、スーツ姿の三十代後半ぐらいに見える男性だった。
 「私の仕事中の妻の行動を教えて欲しい」
 ………えーと。いきなり浮気調査ってやつですか?
 一応真実を知ってもらうという大前提には反していないので、請けることにして端末を操作。
 聞けば本人はバリバリの銀行マンで、奥さんは兼業主婦とのこと。銀行員の奥さんも兼業する時代か…不況って怖いな。
 端末は俺の支部で動いている俺のPCに繋げることができる。そこから指定した時間、場所を動画で流せる。依頼者は問うた先で突然自分たちの生活風景の画像を見せられて随分不審な目で見ていたが、残念ながら俺にとっては日常茶飯事だ。それ以前に、広告ちゃんと読んでるんだろうか。ただの探偵屋と思われるのもイヤなんだけど。
 …依頼者を送り出した後、自らもパートの準備をして家を出る。
 スーパーで働いてるようだ。主にレジ係をやっているみたいだが、この辺りは見ててもあまり意味が無いので早送り。
 「その間に何かありそうじゃないのか」との依頼人の声があったが、一応コマ送り状態で見えるわけだし怪しいところがあればそこを普通再生してみればいいだけのこと。実際レジの間は大半が普通の対応で、たまに常連らしきオバサンと少しの間しゃべっているだけのようだった。
 シフトが終わって入れ替わりの時間。なんだか慌しく帰宅の準備をして、急いで帰ったかと思うとすぐに化粧直し。パート出勤前より丁寧に仕上げたと見えた。
 街角で待っていること十数分。先ほどスーパーでちょっとだけ見えた男性スタッフが現れた。二十台くらいの若い男。…かなり遊んでる印象があった。
 会った二人は早速怪しげなホテルへ…
 そこまで見た時依頼者の彼は「もういい、証拠になる写真が出来たらこっちに連絡をくれ」と一方的に言い放って帰ってしまった。
 仕方なく俺は依頼者の妻の未来の行動をチェックし、教えられた住所を元に例のホテルの近場で張ってこっそりと撮影させてもらった。
 後日依頼者を呼び出して彼に持たせてやると、広告に書いた分だけの金の入った封筒を置いてさっさと帰っていった。

 その後も浮気調査が大半を占め。それ以外も金持ちがいなくなったペットや失せ物の調査などばかりの日々が続いた。
 ………おいおいおい。だからこれじゃ単なる探偵だぞ。
 俺は依頼費用を下げることにした。もう一度内容を変えた広告を打ち、値段を下げる。これならぎりぎり一般人でもなんとかなりそうな価格だ。
 そりゃ確かに高額なら真実味は増すだろうけど…手を出せるのが金のある連中だけ、それもそいつらからの認識が探偵扱いじゃ意味が無いし。
 次の日かなり朝早くから、女子高生っぽい制服の少女が現れた。
 「私の前世を占ってください」
 …今度は電波かよ。占い屋じゃないって広告に打ったはずなんだけど。

 ともあれ、客の幅拡大にはなった。忙しい日々が続いたが、なんてことはない。
 ごくたまに周囲とは関係無しに真実を訊きに来る人も来るので、しっかり請けておかねば。


酒入りながら打ってます。眠いです。
この話はそんなに長くならない予感。

…後日修正。なんでしょあのひどい書き方。

本日の検索ワード。
:オリオナエ
…検索の方では削除されてる模様。
うーむ、たしかに検索すると出ちゃうのか…
名作を汚してる感じもします。期待してくれた方、ごめんなさい。
でもとりあえず結末までは書きたいんです。許してね。

;手塚治虫 ブッダ 霊的エネルギー
手塚ブッダのそのエネルギーは…アジャセ王にやったアレでしょうか?
あの一連の話は「ブッダ」中屈指の名シーンだと思うのですよ。

:法奴
きょきょきょきょきょ(都合により以下略
まあ、あまり法奴なんて人は好きになれないということで。
 こんな状態になるまで気付かなかった自分に多少の失望。
 自分には多少で、他の人に転嫁する気は無いけどこれはいくらなんでも何だよな…
 …下から聞こえる、僕を呼ぶ声。いつの間にかタルスさんが僕に追いついていたみたいだ。
 「やあ、駄目っぽいですね」
 なんて言ったら、馬鹿なことを言ってんじゃない、と怒られた。
 人間諦めが肝心だと思うけどなあ…
 口に出して反論はしなかった。彼はそれを見抜いたか見抜いてないか、なんとまだ抵抗を考えてた。ここまで来ると生き汚いとか言ってもいい?
 「叩いてる間ずっと考えてたけど、多分これぐらいしか方法は無い。確か君は魔力を使えたな」
 まあ一応、と答えておく。その一言に随分期待されてるっぽいけど、そんなに僕魔法得意なわけじゃないんだよ。
 「目には目を、禁呪には禁呪さ」
 …僕程度の魔力で禁呪扱えるとか、まあ馬鹿なことを考え…
 そう思った矢先のことだ。
 走るタルスさんと飛ぶ僕の少し前に、突然人が姿を現した。
 まだそんなに老けてない長髪の男の人。…あんま似合って無い。
 何も無い所から現れたんだ…これはまさか、失われし魔法の一つのテレポートってやつ?
 …ちなみに禁呪と失われし魔法、この二つは使って平気かそうでないかというだけで区別されてる、どっちも旧時代の遺物なんだけど。
 それはともかく、現れた人は僕らに話し掛けてきた。
 「君達が『罰しの魔戦斧』と『狡猾の魔鞭』の持ち主か。探知に骨が折れたぞ」
 …よく分からないけど、持ってるこれがそういう名前らしい。
 聞けば、彼を含む数人が既にこの世界にある魔力を帯びた謎の武器を持っている人たちを集めきったとか。
 そして、それらの武器を合わせた力である禁呪を解放し、“力”を退治ないしは封印するつもりだそうな。
 丁度自分も考えていた、協力者とはありがたいとタルスさん、あっさり協力を承諾。考えてるのかなあ。
 いや、そりゃあ、僕だってこんな状況だからこそ協力する気だけど。ちょっと普通に考え過ぎたかな。
 何にしても急がないと…“力”の肥大化は全然収まらないんだから。
 するとさっきの男性が手を出して、握れと言ってくる。
 へえ…テレポートはやっぱり便利だなあ。
 僕とタルスさん二人が彼の手を握ったところで、光景が全く変わってしまった。

 着いた先は、どこかの森の中の空き地。
 目の前には伝説武器を持った人たちが。ま、見た目が違うから分かるんだけど…
 そういうわけで僕らは最後の二人だったみたい。
 今この瞬間にも“力”がふくれているということで、さっきの男の人が取り急ぎ僕らに説明をする。
 曰く、これらの伝説武器はかつて大呪文を分割してそれぞれに封印し、バラバラにしたものだとのこと。それでこれを一つにして封印を解き放てば“力”を何とか出来るかも知れない、だってさ。
 『かも知れない』なんて頼りないけど、ま、一縷の望み、参加してみる価値は十分にあるな。
 まずは武器の先端を重ね合わせる。そしてそこに、魔杖を持っていた中心の男の人がなにやら解呪系の魔法を唱えた。
 すると武器全てから吹き出した光が…大暴れ、最初の男の人と魔杖の人が大慌てで抑えにかかってた。
 僕も黙って見てるわけにはいかないだろう。両手を魔力で覆って、がっちり抑えた。
 最初の男の人が驚いてたのはむしろこっちがびっくり。
 「何だ、そこの…なぜ抑えない」
 そりゃあもちろんあれしか無いじゃん。
 「なぜって、あんたそれ魔力で抑えてるだろ…俺ら魔法なんて使えないんだけどな」
 タルスさんもまともに魔力なんて使えないだろうし、僕は気付いてたんだけどな…なにこのポカミス。
 だけどそれなら、僕が頑張れってね。微力ながらお手伝いします。
 やがて光は押さえ込まれて、一つになった伝説武器、その杖を最初の男の人が握った。
 そして…遠くに見える発光体目掛けて、振りかざす!
 …禁呪が、放たれた…

 ………僕ら二人の目の前に、あらゆるものを飲み込みきった“力”。
 伝説武器に封印されてた禁呪もまた、巨大化し過ぎた“力”にはかなうこともなく、またいい加減な性格の人も寄せ集めにいたせいで魔力も乱れていたっぽい。
 それが、この始末……ああ。
 「別れの言葉でも言おうか?」
 声は変わらず、でもその目はとても寂しそうにタルスさんは言った。

 ……そして僕らは今ここにいる。
 あれだけで何故選ばれたかなんて分かりはしないけど。
 僕は……

                  ――――ザッツ・ライト


最後の方が眠くていい加減です。スミマセヌ。
一応これでこのシリーズ完結。
 案の定魔術師は岩をぶつける程度では、と反論してきた。
 何言ってるんだか、一発ぶつける程度じゃ効き目が無いなんてとっくにわかってるさ、そのくらい。
 「それは分かってますから、とにかくお願いします」
 いまいち腑に落ちない顔でブツブツと詠唱を始める魔術師。
 数秒後には周囲の土を圧縮・変質させて出来た巨大な岩が僕たちの前に埋まっていた。
 「………せめて周囲に空間作るとか」
 岩を埋めたままで、僕が何をすると思ったんだろうか。この魔術師も結構事態のわりにアホなことをするもんだ。
 彼は汗を拭きつつ、再び詠唱を始めている。
 ボコボコッと周囲の土を飲み込みつつ岩が地表に押し出された。直径五メートルくらいの岩、大体こんなもんか。
 これをどうするんだ、との声に僕は笑顔で応えた。
 「まあ、見ててください」
 先行き明るい顔で答えたのに、何故か怒られてしまった。
 しかもいきなり走り出されて、走りながら僕を怒っている。
 ふと後ろの気配に気が付くと、“力”がすぐ後ろまで迫っていたりすた。
 …こりゃ怒られるわけだ。こんなギリギリで頼みごとしてたもんなあ。
 さて。
 僕は腰の鞭を手に取ると、岩に向かって振るう。なるべく細い所を狙い、巻きついたところで――持ち上げる。
 さほど無い僕の力とは関係なく、巨岩は僕の鞭に引っかかってグポッと浅い埋没を脱し、空中に大きく振り上げられた。
 後ろで逃げてる面々のざわつきが一瞬大きくなった。びびってないでいいから、見てないで早く逃げてなよ。
 岩が下降に入ったところから逆に僕が空中に舞い上がり、支点移動。円運動におけるベクトルの向きをもっと高く上げないと地面に激突させてしまい、次の攻撃に入るまで時間がかかるはめになる。
 弧を描いて落ちてゆく岩は、引き上げられる支点に合わせてどんどん勢いを増していった。そのまま…
 炸裂!
 と、ここで普通なら岩が砕けてもおかしくは無いんだけど…
 無事なんだな、これが。
 これが僕の鞭の能力。比較的簡単に物を巻きつけ、それを超硬化させるというもの。
 さらにこれ自体に力があって、重いものも軽々と振り回せるんだ。
 状況によって鞭としてもフレイルとしても使い分けられて便利便利。
 ちなみに、人を硬化して武器にすることも可能。
 気に入らないことする奴はこれで怖がらせてお仕置きさ。

 それはともかくとして。
 いくら硬化していると言ってもあくまで強度であって、与えるダメージはさほど変わってはいないので傷は少なくとも見えやしない。
 でもバウンドを生かして今度は振り上げて攻撃!
 そしてまた一発下降させて攻撃!
 攻撃攻撃攻撃! 以下繰り返し。
 その間にタルスさんもまた、矢継ぎ早に一箇所狙いで攻撃を繰り返していた。
 …だけど、どちらも傷つけているとは言え、本当に効いているかまではとても疑わしいものだったんだ。
 どんどん下がりながら戦って、ふと気が付くと逃げ遅れた人が“力”に飲み込まれて消し炭になったり、逃げる体力も気力もなくしたのか倒れてそのままの人も出てきていた。
 その声が聞こえてきて、僕らはそれを実感せずにはいられなかった。
 「そこの二人、もうあきらめろ! そいつを見てみろ、もうでかすぎて俺たちの倒せるものじゃない!」
 …僕は後方へ飛んだ。
 ……果たして振り返って目に入ってきたものは、
 ………大爆発のように幾つもの街を飲み込み尽くした発光体。
 …………僕らは、壁の如きそれをちまちま叩いていただけだったのだ。


…なんかこのシリーズ、久々に長く書けました。
次回で最終回の予定です。
あ、連載ものの回数更新してますね…一話一話短いから当然ですか。

ここDiaryNoteでいろいろ読んでるといろんな人がいろんなことを書いてます。
俺みたいに短編いや小説書いてる方もいますし、ポエム綴ってる方もおりますし、普通の日常でやってる趣味をちくちく書かれておられたり、某ROやらのオンラインげむ日記書かれていたり、のろけ話書いてる方もおられますねぇ。他にも沢山います。世の中十人十色ですなあ。
で、気になるのは自分の体型を死ぬほど気にしつつ過食してて彼氏のいる女。
…あのな、あんたら。彼氏に見られたくて体型気にするのはいいのよ。
だけどちょっと食べ過ぎたとかコンマ1キロ増えたとか、その程度で死ぬとか世界の終わりのような書き方されんのもんのすごく腹立たしいんですが。
そりゃよ、年頃の娘さんだから気になるのは分からんでも無いよ一応。
気にしすぎなんやと。
しかも過食しといて何度も書かれると正直マジでムカつきます
お前ら彼氏作れるぐらい努力してるならその程度の欲をなんでそこまで抑えられないのかと。
むしろその努力のせいで過食だのなんだのに走ってるんじゃないかと。
コニーぐらい知っとけと。一度見とけと。
体型をまるで気にしないで合わなさ過ぎるコスプレしてる女見てみろと。
そうすればその程度の体型、気にならずに済みますから。
彼氏の一言一言、気にしてたらきりがありませんから。
言葉なんて意味も無く口から出せる物ですから。
責任なんていちいち気にして言う人は偉い人ぐらいですから。
だから気にしないで。
いい年こいて彼女がいたことないどころか、まともな恋すらしたことない男の一生の御願いです。

…できれば、もてなさそうなヲタ男がなぜそうなったのか、過程における原因を一度考えてくれると嬉しいです。
ただ見た目がダサいからイヤ、性格暗いからイヤとか表面的なことだけでつっぱねずに。

電車男がいかに運の良かった男かが分かるという物です。ハイ。

…どうでもいいんですけど。ええ、本当にどうでもいいことなんですけどね(超イヤミ

ああ、バレンタインですか? 親チョコ以外ゼロに決まってますでしょうが。
そんなことよりバカップル狩りです。
上みたいな彼氏いるくせにウザいことゴネまくる女もまとめて滅殺。
 “力”の肥大化に合わせて人々がこちらに向かって逃げて来てた。
 さすがに走る人に追いつけるほど大きくなるスピードは速くは無かったけど、このペースじゃあ刻一刻とやばさが増してくな。
 戦えそうな人は逃げながら“力”の発光体に攻撃を加えてたみたいだけど、案の定大した効き目が無いみたいだ。
 「お前たちそこをどいてくれ!」
 僕を止めといてタルスさんが突撃して行ってた。大人って勝手だな。
 ま、今回は僕ら以外じゃ何ともならなさそうだし、とっととやろっか。

 「だあああああっ!」
 気合のかけ声、振るわれる戦斧。やはりタルスさんは只者じゃないな、また“力”に傷をつけた。
 「………?」
 傷ついた部分からは光が失われ、中がのぞいている。しかしその中、傷口からはどの生物にも無いような特徴が見えていた。
 単なる魔法生物とも違うのか…これ、本当の正体が全然わかんないなー。
 ぐずってても仕方ないし、僕も攻撃に移ろう。
 とは言っても、僕の鞭はそこいらのとは違うけど“力”に対しては変わんないし。
 なら、ちょっと…
 「ちょっといいですか」
 近くにいた魔術師をつかまえて協力してもらわなきゃな。
 「岩の塊とか召喚できますかね」
 まあできるが、と魔術師さん。僕は早速頼んだ。


書くの三回目。今度こそ成功してくらさい。

遠出のつもりが時間かかり過ぎで断念。残念。

聖剣3関連の検索ワードが元気ですな。
 タルスと名乗った彼が“力”に傷を付け、何だかんだで僕と一緒に行動することになって一週間が経つ。
 あれからちっとも“力”が現れない。もしあんな程度の怪我が原因で引っ込んでるんだとしたら、思ったよりすごい根性なしだなあ。
 「だがあれで済むとはとても思えない。封印でもしたならともかく、な」
 タルスさん、真面目なこと言っちゃって。僕だって茶化して言ってるに決まってんじゃん。
 だけど、ただ襲い掛かって破壊するだけだった“力”は現れた時には、もう何もかもが変わってしまった。

 「起きるんだ! 早く!」
 身体がユサユサと揺り起こされた。
 「な、何事で…」
 そこで僕の言葉は切れた。窓の外の彼方、夜の帳が覆っているはずの遠い空は眩しい光が溢れていたから。
 もちろん光が“力”のものだと確信できたから、僕は急ぎ支度を済ませて宿を出た。できなかったらタルスさんに蹴りを入れて二度寝してたね、間違い無く。
 建物だらけの街では僕がタルスさんを背負って飛んで、距離を短縮。後で運搬代もらわなきゃね。僕にとって飛ぶことは歩くことと大して変わんないから、誰か背負ってりゃ遅くもなるし。
 あとは発光地点まで真っ直ぐいけるところまで来たら、タルスさんを下ろして僕も低空飛行。こっちの方がやっぱり断然早い。
 「…止まれっ!」
 いきなり止まって僕を手で制すタルスさん。どうしたの?
 「よく見ろ、“力”を」
 さっきからずっと見てるんだけど、何?
 なーんて思ってるけど、…こりゃ深刻。
 どんどん、大きくなっていっている……


種デス視聴、なんだちゃんといるやんラクス。心配させおってからに(誰

裏日記とか始めちゃいました。但しHNも別物。
あっちは不定期で、主に偏った萌え関連の話になると思います。
 僕が囮にされたのはちょっと気に食わないけど一応袋叩きモードには突入できたみたいだ。
 相手が大きくて丈夫なときの常套手段、一点集中攻撃。さすがの“力”にもダメージはあるんじゃないかな。
 と思った瞬間。
 「ぐわっ!」
 剣で攻撃していた戦士の一人がいきなり弾き飛ばされた。
 「がっ!?」
 「うっ!」
 続いて他の面々も吹っ飛ばされてる。
 見てみると“力”の攻撃されていたところからごつい腕のような物が飛び出して次々に反撃をしているみたいだ。
 が。どこから跳んだのか、同じ詰め所の彼が思い切り高いところから飛び降りてきている。
 下手をすれば強烈な一撃を受けてしまう特大のリスクを抱えた攻撃手段。だが反撃はないっぽい。
 ドガッ、と炸裂する戦斧。これは効いた。“力”に傷が。初めて見た。
 僕の振るう鞭はその傷に向けられた。

 …次の瞬間、“力”はこの場から消え去った。
 逃げられた……あちゃー。

 今までも適当にその場を破壊しては消えていった。傷を受けて消えるのは初めてのことだ。
 さて…今度はどこに出るのかな……


身も蓋も無い終わり方になりそうです。力不足を痛感。
 早く叩くに越したことは無いだろう、相手は未知の部分が数えても数え切れないくらい多いんだ。
 今まで何度か出現しているけど、僕らに対してどこまでその能力を見せたか分かったもんじゃない。
 もし本気で出られたら、ま、勝てないだろうね。そうなる前にとっとと倒しちゃわないとな。

 さっき彼が殴られた腕が怖いのでちょっと離れた位置から攻撃を仕掛けてみる。鞭のリーチがやや長めだからできること。
 というわけで僕と同じくらい距離をとって戦ってる奴等は鞭かそれに準ずるもの使い以外は頭が周ってないみたいだ。
 とにかく攻撃開始。バシッと一発当たるがあまり効いてないみたいだ。
 “力”が僕に注意を集中させた。これなら良し、周りの連中が近づける。
 奴の体から光線が数本僕に照射される。状況上僕も防御態勢をとっていたのでさほど慌てない。
 魔力遮断の魔法は光線全てを無効化した。
 その間に…動かない“力”を見て周囲の戦士たちが一斉にかかった。 剣、槍、弓矢、メイス、その他諸々沢山の攻撃…


どうにもこのテーマは厳しいです。
 何にしても詰め所でパニくらなかったこともあるし、彼自身もまた只者じゃないことだけは確かだろう。
 お手並み拝見、ってとこかな?

 空を舞う華僑風竜の姿をした“力”は彼をみとめると再び白い光の姿に戻り、その形を変化させた。
 細長い形状から塊へ。
 発光が終わった途端それは重力に任せて落下してきた。真下にいた戦斧の彼は慌てずに距離を取っていた。
 砂煙を上げて着地した“力”は見たことも無い異形と化していた。例えるなら…醜悪な太った姿の悪魔かな?
 彼が戦斧を構えて突進していく。…へえ、かなりの自信があると見た。
 “力”は彼を光弾で迎え撃つ。最もよく見る攻撃法、奴の常套手段。
 彼は気にせず突っ込んでいった。
 おいおい、とも思ったが…すごい、戦斧の柄で光弾を弾き飛ばしてる。あの光には魔力の性質があったはずだけど…
 ってことはあの戦斧は魔力を帯びた武器? いや、反則じゃない?
 この世界じゃ物に魔力を宿らせておくなんてどだい無理だと思われてたんだけどなあ…あれ、画期的だよ。
 でも今は研究とかやってる場合じゃない。“力”を抑えなくちゃ。
 彼が戦斧を“力”に叩き付けた。傷になる代わりに攻撃を受けた部分が散り飛ぶ。
 その身からいきなり黒い腕が飛び出した。彼の体を横殴りする。
 このままではちと不利かな。僕も鞭を振るって加勢する事にした。
 思わず見とれていたであろう他の戦士たちも様子を見るように僕と同じくらい“力”に近付いてくる。
 これは…袋叩きの始まりだろうか、それとも一掃されてしまうんだろうか。


寝させてください。
 不意打ちだったとはいえ、このくらいならそれほど大した攻撃ではなく無事に態勢を整えることはできた。
 でもこの時点で直接的な攻撃は今のが初めてだったりするわけで、本格的に攻撃が始まるとこれがなかなか攻めにくいんだな。その前に倒せればいいんだけど…この“力”、めっぽう硬い。
 見てみると肥大化したときに撃たれた矢とか僕が刺した槍のダメージとか、完全に回復してるっぽいし。どうすりゃいいんだよ、一体。
 「そこを退きたまえ」
 後ろから言うのは僕と同じ詰め所にいたさっきの人。
 …なんだか只者じゃない雰囲気を持つ戦斧構えてる。んな良さそうなのあったらとっとと出せばいいのに。


極短。眠気に勝てないです…参りましたね。

1 2 3

 

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索