デビルーク皇女はミグミグ族の夢を見るか

いい加減遅きに失した感もありますが恒例ですし、次の巻までもう少し間も空いてますので書くだけレビューしてみます。

今回は巻タイトル「もう一度ここから」が示すように物語は一つの転機を迎えます。
遂にあの恐るべき人物が意外な形で登場、どうするリトどうするララ。

それはともかくいつもの気軽なノリも健在です。
前巻で犬化したリトのオチや西連寺家＆御門家訪問、進級などイベントも目白押し。
クラス替えの絡んだ進級というわけで当然のように新キャラ登場です。
王道…を発揮するのはもうしばらく後のツンデレ委員長、古手川唯。生真面目な彼女がこんなムチャクチャ極まる集団を目にして何も思わないわけが無いわけで…。新クラスの委員長決めに彼女、そしてララが立候補してまたもやひと悶着。
余談ですが男子で委員長になった的目あげる、どう見てもチョイ役の適当過ぎる描き方をされているのですが（某BAMBOO BLADEのどんぐりよりずっと酷い）、さりげなく一巻の時点で登場してやがりました。がびーん。
またリトを狙うという名目で学校の図書室に居座り出す金色の闇やエロ校長の軽い了解で正式に生徒になるルンなどなど、あからさまに騒動の種が数々舞い込んで来ちゃいます。
リトの中学時代の部活の後輩、立花まで登場してどうなることやら（一発ですが）。

表紙はルン。あえて男子制服というところに矢吹先生のこだわりが見て取れます。
この巻では時折登場するのみですが、キャラ紹介にもある通り、彼女の真の魅力がスパークするのは次巻。
それにしてもレンorルンの母星の名前は…
古いアニメファンなら元ネタも分かろうものでしょうが。

今回も設定を大事にする読者には垂涎モノのおまけも有り□。
いつものキャラファイルはルンにザスティン（表紙に出てないのに…何故？）。
今回限りモノとしては脇役の校長＆弄光の一日が。
校長は大体予想通り…というか朝礼以外何しに来てるんだアンタ。
下世話な趣味さえバレなければ他の男には憎まれてそうなイケメンの弄光ですが、案外後輩の面倒見はよろしいらしく常に数人流石要員を連れているわけです。でも連れてるメンツ大抵ブサメンだよなあ…。

そして例によって…お色気満載ー。
シャワーやお風呂上がり、犬流スキンシップ、メディカルマシーン（笑）、着替え中に部屋in、スカートめくり（！）等等ベタシチュも多数取り揃えております。
個人的には髪がトーンでヘアピンを付けてる、名前は無いけどしょっちゅうアレな目に遭っている娘がちっとお気に入りです。

さて現行のジャンプでは既に9巻ぐらいの段階まで進んでいます。
そろそろ表紙に困ってくるのでは…7巻はほぼ百パーセント、唯で確定。
8巻は誰になるでしょう。御門先生か、さもなくば今後登場の人外のあの娘か？
まあ理沙・未央の二人組や…みたいなリザーバーもいますし、大丈夫でしょう…多分。

ISBN:4088744284 コミック 長谷見 沙貴 集英社 2007/10/04 ￥410