中坊にカツアゲされました（笑）

…なんとゆーか。
いくら夜目だからといって、そりゃないだろと。
もう二十代も半ばなのに、大人たる貫禄もへったくれもない。
いや、まあ、自覚もないですけどね。

ただ今回それ以上にすごかったのは、
相手の見事な中二病っぷり。
あそこまですごいのをリアルで見るとは思いませんでした。
実被害も大したこと無かったですし、たまにこういうイベントが人生で起きると退屈しません。
…被害が大きいのは勘弁な。




では

バイト先にいつものようにチャリで向かう俺、ゴールはもうちょいというところ、交差点を曲がるとチャリに乗った中学生男子二人。
時刻は夜十時過ぎ、週末と言えど感心しないなーと思いながら（深夜のコンビニバイトしてると小学生低学年以下のお子様を数人連れて酒を買いに来るDQN親が来ることもあるので、それに比べればまだマシかなーと思いますが）走っていると、片方がこっちを見たのか見てないのかふらふら俺の進路を塞ぐように移動。立ち塞がった後はこっちを見ていたのでワザとでしょう。
来る前にカフェインを余剰補充していたのもあって、テンションが無駄に上がっていた俺は止まりきれず軽く衝突。
はい、ケチのつけ始め。
セリフは大体のもので、実際と詳細は異なります。
あと俺の記憶力不足により多少順番に違いがある可能性があります。

中「てめえなにぶつかって来てんだよ」
俺「なんだとそっちが俺の進路邪魔したんだろが」

…俺もあまり感心できることを言っていません。

中「ああ？　俺酔っ払ってるんだよ」
俺「酔っ払ってればそういうこと許されるとでも思ってんのか？」

…突っ込みどころが違うみたいな。
ま、正しいところ突っ込んでも、ねえ。

んでここで胸倉を掴みあげられます。後で見たら汚れてました。

中「おい、金出せよ」
俺「(°Д゛)」
中「ぶつかりやがったのそれで許してやる」
俺「ああ、ぶつかったのは俺が悪かったよ。済まなかったよ少年」
中「少年じゃねえ」
俺「じゃあ青年」

…どんな切り返し方だ、俺。

中「……もう中二だ。○○中のOだ」
俺（…うわマジモンの中二病）

リア中確定（自称だけど）。しかも威張り方で中二病。
つうか、名乗るかいな。
この辺りで、俺のテンションは素に。

中「俺のほうがお前より強いんだぞ」
俺「さあ、そうかも知れないね」

発言自体厨な上、俺の切り返し方もなんとかならんのか。

中「金出せって。ドラム缶に詰めて沈めっぞ」

自分より背の低いガキ、それも自転車に乗ってる奴に言われても…

俺「悪かったってば」
中「出せっつってんだろ？」
俺「だが断る」

ここは発言ママ。
なんというかとりあえず俺ダメヲタ。

掴みあげられた腕に力が入りまして、Yシャツのボタンいくつか飛びました。後で回収しにくる俺貧乏性。

飛ぶ前にこちらも負けじと相手のTシャツを掴んでます。お互いぎりぎりと力を入れつつ、遅刻を気にした俺により、二人して前進（笑）。
この時点で踏み切りを渡っているというのが危険極まりますが。

んですぐそばに空き地がありまして。

中「そっち行けよ、ボコにしてやっから」
俺「嫌だね」

さらに前進。もうゴールは本気で目の前です。
ちなみにその間、お互い掴み上げたままです。
なんだこの光景。

中「千円でいいから出せよてめー」
俺「嫌だっつってんだろ」
中「金出せよ。百五十円でいいから」

なんかスケールがどんどん小さくなっていくな。

俺「なんだ君、そんなに金に困ってるのか」
中「困ってんだよ」

ここでつい財布に手をかけてしまう俺。

…しかし中止。

俺「やっぱやめた。お前みたいな奴の前で財布出したら何されるかわかんねー」
中「俺はそんなことする奴じゃねえ」

彼は信用という言葉を知ってるんでしょうかね。

また二言三言のやり取りの後、俺の携帯に着信が。
…時間ぎりぎりになると店長が律儀に確認の連絡をくれます。
つくづくいい人のところで働けているものです。いやマジで。

で、まあ、彼を無視しつつ店の前にいると連絡。
しかも
俺「ちょっと中坊に絡まれてまして…」

相手の目の前で堂々と（笑）。

痺れをきらしたのか、彼は俺の尻ポケットをまさぐり出しました…
さっき横ポケットから財布出そうとしてるの見てなかったのでしょうかね、夜目とは言え。
…ちなみにこの時点で、携帯で話してなければまたネタ言動に走るところでした。ああ、俺ってば…
だってセクハラだって言いたいじゃん。ウホッ。

妙にモゾモゾする俺に右目辺りに軽く一発パンチを打って、彼は逃げていきました。
その時点で彼の連れが戻って来ていたようですが。
どうやら連れだけ先に行っていた模様です。

以上




とりあえず大事にならなかったことをありがたく思うべきなんでしょうか、ここは。
向こうに俺がどのくらいの年に見えていたかは分かりませんが、所詮カツアゲ行為に走るヴァカごときに一人暮らしの苦労なんぞ考えもしないでしょうからね。生活費かかってるっつうの。

もうひとつ気にかかるのは、約二年ほど前のエントリに「通り魔に遭いました。」という日記があるのですが…
そのときに見た待機組のガキの一人が彼だったような気がしないでもないんですよね。
うろ覚えですし、今となってはどうでもいいか。




しかし何より問題なのは俺の発言…
一人相手に殴られることはもう気にならないくらいに中学生の頃に鍛えられてしまってますので別にいいんですが、集団相手になるとマズいなあ。
危険な状況ほどネタ言動に走りたがる俺が窮地に陥ったらどうなることやら。