立ち読み可能という自由・振興・宣伝
2007年2月6日 アルバイト コメント (2)今月の月刊コンビニに立ち読みについての辛口コラムが載っておりまして。
それを読んだのだろう店長からもそのことについて言われたのですが、かなり掲載内容まんまだったのにちょっと呆れ…いや主張が一致していれば問題は無いんですけどね。
要点をかいつまんでみますと。
目下コンビニでは本来ひっそりとやるはずの雑誌・書籍の立ち読みが大手を振って横行しており、結果起こる汚れや破損によって売上の低下を招いている。
購入客は出来るだけ綺麗な本を欲しており、そして立ち読み客はほとんど本を買っていくことは無い。本以外のものを買っていくだろうという推測で立ち読みを容認しても、破損で返本することになる本より高い買い物をしていくことはあまりなく、ほぼ立ち読み自体百害あって一利(程度しか)なし。
大体にして立ち読みは情報の万引きであり、『試し読みしないことには』という言い訳は他の商品でそんなことができるか、と言われれば何の理由にもならない。
その理論に基づいて雑誌・書籍を全部紐で縛って立ち読みできなくしたら売上が伸びたという結果も出ている。
という感じだそうです。
正直な話どれも今更感漂うことです。三番目の段落文章以外は。
そもそも雑誌・書籍とはどういう性格の商品なんでしょうか?
子供の頃から俺にとって『本に何らかのストッパーがかかっていない』という状態はイコール『立ち読みしてもOK』という認識がありました。それで以前小さな本屋で立ち読みを咎められ、狐につままれたような心持ちで店を去ったこともあります。
そんな現状既に立ち読みはあって当然でして、今更一介のコンビニ関係者が何を言おうとその流れがやむはずも無いでしょう。
ではどこに商品価値が置かれているかと言いますと、個人的には『店から持ち出して自宅や通勤中その他で読んだり、所有することそのもののため』だと思っています。個人的でなくとも、立ち読み常習者は皆さんそう思っているのではないかと。
今や情報はネットで大量、しかも無料のものが大半を占めるご時世とは言え、紙媒体は未だ相当の流通、共通認知度だけで言うならネットの一コンテンツなど相手になりません。
そんなメジャーなものに一度根付いてしまった文化(?)である以上、完全な廃絶は難しいでしょう。
一つだけ読みたい作品のある雑誌でもそのものを買えと言われれば、暴論に聞こえてきそうです。いち読者が興味を惹かれる作品が様々な雑誌に点在する現状では、特にビンボーな人には拷問以外の何物でも無いのでは。
立ち読みを完全に封じて売上が上がると言うのでしたら、個店でしたらお好きなようになさっていただきたい。専門でそういうことをしている店がたまにあるなら本を買う側としても確かに安心ですから。
ただもしこれが、何かの間違いで地方ないし全国全ての雑誌・書籍を扱う店で実行されるとしたらそれは暴虐と感じます。
始めこそ綺麗な商品を求めて購入客が増えるかも知れませんが、決して安くは無い購読代金を払い続けるのがしんどい多くの人からすれば、それは雑誌・書籍の敷居を大幅に上げることであり、ひいては新規購読者を増やすことも難しくなってくるかも知れません。
漫画雑誌であれば作家諸氏の知名度も上がりにくくなるでしょう。
立ち読みの禁止は長い目で見れば、閉鎖的な状況を作り出して総合的な売上は結果的に下がっていくだけなのではないでしょうか。
あのコラムを書いた人はコンビニに置かれるような雑誌を読まないんじゃないかと勘繰りたくもなるものです。
いずれにせよ、立ち読みする我々とは商品に対する認識そのものが異なるということで、売上を図りたい出版社などの思惑も絡んでくるとそうそうそんな規制まみれになることは多分無いかと。
………どっかの阿呆が、権力で規制しようとさえしなければですが。
ローゼン麻生がいる限り、大丈夫だと思いたい…
それを読んだのだろう店長からもそのことについて言われたのですが、かなり掲載内容まんまだったのにちょっと呆れ…いや主張が一致していれば問題は無いんですけどね。
要点をかいつまんでみますと。
目下コンビニでは本来ひっそりとやるはずの雑誌・書籍の立ち読みが大手を振って横行しており、結果起こる汚れや破損によって売上の低下を招いている。
購入客は出来るだけ綺麗な本を欲しており、そして立ち読み客はほとんど本を買っていくことは無い。本以外のものを買っていくだろうという推測で立ち読みを容認しても、破損で返本することになる本より高い買い物をしていくことはあまりなく、ほぼ立ち読み自体百害あって一利(程度しか)なし。
大体にして立ち読みは情報の万引きであり、『試し読みしないことには』という言い訳は他の商品でそんなことができるか、と言われれば何の理由にもならない。
その理論に基づいて雑誌・書籍を全部紐で縛って立ち読みできなくしたら売上が伸びたという結果も出ている。
という感じだそうです。
正直な話どれも今更感漂うことです。三番目の段落文章以外は。
そもそも雑誌・書籍とはどういう性格の商品なんでしょうか?
子供の頃から俺にとって『本に何らかのストッパーがかかっていない』という状態はイコール『立ち読みしてもOK』という認識がありました。それで以前小さな本屋で立ち読みを咎められ、狐につままれたような心持ちで店を去ったこともあります。
そんな現状既に立ち読みはあって当然でして、今更一介のコンビニ関係者が何を言おうとその流れがやむはずも無いでしょう。
ではどこに商品価値が置かれているかと言いますと、個人的には『店から持ち出して自宅や通勤中その他で読んだり、所有することそのもののため』だと思っています。個人的でなくとも、立ち読み常習者は皆さんそう思っているのではないかと。
今や情報はネットで大量、しかも無料のものが大半を占めるご時世とは言え、紙媒体は未だ相当の流通、共通認知度だけで言うならネットの一コンテンツなど相手になりません。
そんなメジャーなものに一度根付いてしまった文化(?)である以上、完全な廃絶は難しいでしょう。
一つだけ読みたい作品のある雑誌でもそのものを買えと言われれば、暴論に聞こえてきそうです。いち読者が興味を惹かれる作品が様々な雑誌に点在する現状では、特にビンボーな人には拷問以外の何物でも無いのでは。
立ち読みを完全に封じて売上が上がると言うのでしたら、個店でしたらお好きなようになさっていただきたい。専門でそういうことをしている店がたまにあるなら本を買う側としても確かに安心ですから。
ただもしこれが、何かの間違いで地方ないし全国全ての雑誌・書籍を扱う店で実行されるとしたらそれは暴虐と感じます。
始めこそ綺麗な商品を求めて購入客が増えるかも知れませんが、決して安くは無い購読代金を払い続けるのがしんどい多くの人からすれば、それは雑誌・書籍の敷居を大幅に上げることであり、ひいては新規購読者を増やすことも難しくなってくるかも知れません。
漫画雑誌であれば作家諸氏の知名度も上がりにくくなるでしょう。
立ち読みの禁止は長い目で見れば、閉鎖的な状況を作り出して総合的な売上は結果的に下がっていくだけなのではないでしょうか。
あのコラムを書いた人はコンビニに置かれるような雑誌を読まないんじゃないかと勘繰りたくもなるものです。
いずれにせよ、立ち読みする我々とは商品に対する認識そのものが異なるということで、売上を図りたい出版社などの思惑も絡んでくるとそうそうそんな規制まみれになることは多分無いかと。
………どっかの阿呆が、権力で規制しようとさえしなければですが。
コメント
つまるところコンビニに本があろうが無かろうが、そこで買おうなんて発想は起こらず、あー、暇つぶしに本でも読むかー程度だと俺は思う
個人で言えば、積極的に読みたい漫画作品があるからこんな文章になっちゃうわけです。真剣に立ち読みする側のラインを引っぱる俺きんもーっ☆