…毒とか自分が悪いこととか。
バイトの出来事書くのも久しぶりですな。

目下、俺の勤めているコンビニではとあるキャンペーンを実施しております。ある程度以上の買い物をすると自動的に参加できる(してしまう)もので、レジに手間がかかってしょーがありません。お客さんが列作っちゃうとしんどいやら待たせて申し訳ないやら、悲喜こもごもです。

で。
俺が対応する場合、お買い物のお金の受け渡しの間にそのキャンペーンのメインイベントを実施してしまうせいか、お釣りを受け取り忘れて行ってしまいそうになるお客さんが結構います。
…まあ、この時点で俺にも落ち度があるんですが…違う手順でも問題はあまり無いですし、第一店長自身が俺からすればちょっと引っかかるようなやり方をしているわけで…
まあともかく。
そんな感じのために、その女性客も忘れてレジから離れて行こうとしていました。無論いつものように「お客様ー」と呼び止めます。
…止まりません。お客さんそのまま出入り口へ行っちゃいます。
聞こえなかったのかなあ、ともう一度大きい声で「お客様ー!」。
…この時点で、店内にいた俺が呼び止めようとした女性客以外全員が何事かと俺のほうを見たとのこと…(相方の証言より)。
ところがその当該の女性客本人はまるで知らんぷり、スタスタ出て行ってしまいました。並んでるお客さんほっといて(コラ)追いかけようとしましたが、店外に出た時点でもう見失ってしまいました。…近くにいた車のお客さんと見間違えるというオマケ付で…。

んで三十分少々後。
見失った女性客が再び現れました。
「さっきお釣りもらってなかったんだけど…」
… … あの。俺呼び止めたんですけど。大声で。お釣りーって。
どうやら俺の叫びは完全に聞いていなかった模様。
考え事してたにしてもちょっとひどくないっすか?

本来の俺ならそこで突っ込んでしまうのですが、数日前の出来事が尾を引いていたためにガマンして謝ってお釣りを返したのでした。


その数日前の出来事…とは。
うちの店では新聞のところに無料の地域コミニ紙が置いてあるんですよ。
他の新聞は全部有料なのでこれが結構紛らわしいという問題を抱えています。たまに臨時で入ってくる有料の地域紙が無料と間違えられて持って行かれまくったらしいこともありました。
で。
その女性客(今日の女性客とは別人です、詳細は後述)は買い物の後、その地域紙をサッと取って店を出ていったんですよ。
隣には有料紙、しかも一番内側の一部が上にはみ出してる。
そこで俺は見間違いを起こしてしまいまして。有料紙の方を取っていってしまったんじゃないかと思ってしまったわけです。
実際今までのお客さんは買い物ごとレジに持ってくるとか「これ貰っていきますねー」とか言ってくれますので、正直怪しく見えたんです。
そして、どうして身に付いてしまったのだか、こそこそと別のことをするフリをしてその車に入った女性客の様子をちょくちょく見に行くという行動に出てしまったんですよ…
実際その時の俺の思考は女性客がどの新聞を持って行ったか確かめたいということでいっぱいでした。コミニ紙なら良し、有料紙なら糾弾に出る、と。
何にせよ、店員として有り得ません。理由はどうあれ行動が最悪でした。
ずっと駐車場に停めた車に乗っていた女性客も何度か見に行ったことに素で気づいて(…この手でこそついてても相手には毎度バレてます、こそつく意味が無い…)いたようで、しかも直接聞きにくるのを待っていたとか。この時点で直接確かめに行けばいいものを、俺は聞きに行かないんですね。バレてない前例が無いくせに気づかれてないつもりでいるもんで。
俺が結局聞きに来ないということで、女性客は再度店に入ってきて、作業中の俺に直接さっきまでの行動を問いに来ました。まあ、当然…。
この時点で自分の行動のマズさに気づくというか、バレてさえなければあんな行動をも是する自分の浅ましさが。
俺はその理由を、次いでできれば前述した地域紙の持って行き方をして欲しかったと言いました。
…これも店員としては本来ならバツです。店側は客のために最大限の努力を払うべきで、実際その女性客の返答もそれなら他のパンフなどの無料地帯に無料地域紙も置いておくべきだ、といった感じでした。
それに対しては検討しておく、と返答をしました。
少しの間。そしてその女性客は一度背を向けて歩いて行こうとした瞬間に俺は言うべきことに気づきます。もちろん謝罪の言葉です。
急いで俺は謝りました。
そのまま俺は中断していた作業に戻ってしまったんです。

次の日のシフト後、店長からその女性客から俺に対してクレームが入っているとの言葉。
コソコソ嗅ぎ回っていたことは実際悪いことと認識していましたので完全に自分の落ち度と解せました。
しかし、最後の謝罪の言葉。これ、全く聞いてなかったらしく「謝罪の言葉が無かった」だそうです。
確かに謝った状況、確実では無かったかも知れません。
それにしても…うん。はい。どう転んでも俺が悪いですね。はい。
それでもやっぱり、完璧に謝罪の言葉だけ聞いてなかったというのは出来過ぎじゃないかとの思いがぬぐえません。

一連の叱責と話の流れに俺はだーだー涙を流していたのですが、無論上の事実だけで涙が出たわけではありません。この辺りは俺の社会に対する姿勢や他人に求めていることが多数絡み合っててややこしいため、また別の話。


他人の頭の中を見ることが出来るような便利な特殊能力なんぞ俺は持ってませんので、この二人の女性客が俺が言葉を発していたときにどんな思考状態だったのかは知るべくもありません。
ですが、正直…話を全く聞かれないのではコンタクトのしようがありません。謝っても堂々とシカトぶっこかれるのでは、こちらの立場ではもうどうしようも無いわけで。

後者の場合は俺のミスから起こったことですが、前者は…

勘弁願いたい次第。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索