例によってぶっくれびうはネカフェから。自宅だとダレ過ぎでかかないし…

主だった編集者さん方は普段は普通の雑誌を担当しているいわゆる隠れヲタな方々だそうで。なんとなく、苦労が垣間見えるような気がします。
内容は基本的にヲタ関連の話題です。単に萌えをうたうだけではもちろん無く(というより参加している方々がファントムのと同じくらいの世代の方が多くて萌え以外のヲタ要素が多い・メカやSF、格闘技などなど)、「萌え経済学」のようなすこし穿った視点からの話も多いですね。
ちなみにその「萌え経済学」の森永卓郎氏も執筆しておられますが、内容はかなり「電波男」に沿ったヲタ批判への反論です。未読の方は参考になると思います。
まともなヲタなら、最近のライトノベルの攻勢も相まってあまり活字が嫌いという人はいないと思いますが…基本的に字ばっかということは覚悟しておいてください。

また、この本は麻生外務大臣へのインタビューをやった!ということで有名になったみたいで。その辺は一コーナーなのですが、大量の漫画を読んできたということもあって含蓄ある発言が非常に多くてためになります。ローゼンメイデン疑惑は、最後にちょっとだけ(笑)。

「ファントム」的な観点でネットで有名な方ではYU-SHOW氏がギャルゲおすすめレビューを書かれていたりとか。…それ以前に積みゲー崩しをガンガン進めないといけない俺が…ぐふ。

本田氏はヲタ評論、新作ラノベ(本領、喪男系!)を執筆されています。評論のほうは前半は宗教観、後半は「Op.ローズダスト」という作品を元に、いわゆる鬼畜ルートな生き方では喪は救われないということを述べておられます。やや難解ですかね。
ラノベは今回は完全シリアスです。続き早よ読みたいー。

…ちなみに別の鼎談録にて本田氏が薄いサングラスをつけた状態で顔出ししていますが…
「萌える男」の顔写真は見下ろし気味だったので分からなかったのですが、今回の正面からの写真を見ると…たれ目気味で、なんとも愛嬌のある顔立ちのような。うーむ…キモメンかなあ…? まあ、魂が喪であれば喪男には違いないということで。

他にもガン=カタに関する記述があったりと楽しめる要素満載の一冊です。
年二回刊だそうで、次は秋から冬にかけての出版でしょうか。

ISBN:4061795910 ムック 堀田 純司 講談社 2006/06/02 ¥1,500

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索