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風邪のまま動いたせいか、なんだか少し弱気になって心のささくれが無くなってたような気がした今日。

唯一の例外はげせんを出た後、俺の自転車カゴにインスタントカメラの開封済み袋が放り込まれてたこと。
自分で出したゴミは自分でちゃんと捨てるぐらいして欲しい。
さよなら絶望先生のネタにもなってましたっけ？
自分で書くのもなんですが、俺の場合悪魔のささやきですら他人の自転車カゴに放り込むなどということはありません。
最悪でもゴミ箱、最高でもゴミ箱です。
その袋は帰りに寄ったコンビニのゴミ箱に捨てました。

とある壁面にスプレーで落書きがしてありました。
「みんなしんじまえ」
見て何気なく思った。「なんだか情け無いなあ」と。
こんな落書きを深く考えるのも馬鹿馬鹿しいです。書いた阿呆がどんな気持ちで書いたかということを考えると、本当にそう思って書いたのか、ただふざけて書いたのか分からないからです。
本当にそう思って書いたとしても、まだ「みんな」の指すものが自分を含めてなのか、それとも自分以外の全てなのか、それが分かりません。
多分後者だと思いますが、いずれにしろ無責任かつ救い様が無い自分勝手。そういうふうに見えます。
俺なら自分以外がみんな死ぬのなら自分だけが死んだほうがいいと思いますから。

自宅に帰りついたとき、一瞬いつも通る玄関前とは違うような錯覚がしました。
もうすぐここがそうでなくなるかも知れない。
こう思うと、なんだか暗示じみたものも感じました。

風邪のせいなのか何なのか。何故か自分は少し感情的というか詩的というか、とにかく少し普段の俺とは違いました。

親父、今日はさすがに話に関しては預けて欲しい。
こんな精神状態では無理。まだ咳も止まってはいない。

ああ…もう早めに寝よう。明日の早朝からまたバイトの一週間が始まるから。