訪れた砂嵐の無い星空の下ささやかな彼の歓迎の宴が開かれた。
 小さいとは言え歓待されている以上腑に落ちないこともある。
 「…あちらさんの方は、まだ村にいるのかな」
 「はい。その身に出来事が耐えかねたのでしょう、目覚めずにいるようです」
 確かに『上客』は今昏睡に近い状態にあるようだ。しかし彼が気になっているのはその前のことである。
 数日前、神殿から『上客』が担ぎ出されて行った後、その『上客』の生命反応が僅かながら途絶えていたのが彼には感じられていたのだった。過去の技術の関連を疑った彼は千里眼による「遠見」で『上客』の部屋を覗くことにした。
 ほんの一瞬程度であれば心停止後の再生もあり得る人体ではあるが、そこからの蘇生のプロセスがあまりにも奇妙すぎた。数人の村人、おそらく中には医者もいるのだろうが、現代に見るような治療器具やさらに未来に存在する化合物質を使った治療法を行っていたのである。
 それらの方法、製法がどこから伝えられたのか。いや、アトランティスではあるのだが…彼が知りたいのはそのもう一つ前。
 確実に地球外からの文化だな…自然とこの考えにたどり着くが、果たして同じ出所が今この村に影響しているのか。
 詳しく確認せねばならなかった。
 「…良かったら、目が覚めたときにでも会わせてくれないものかなあ。何でも高名な学者さんだとか」
 「アテネのプラトン様にございます。ですが…」
 長老の言葉が一瞬途切れる。
 「…“ほかのもの”でもあるわけかな」
 彼の挟んだ言葉に長老は一瞬驚く。
 だがそれもあり得ることだと思ったか、言葉を続けた。
 「…はい。どうやら我々の存在にも関わる方なのでしょう。私自身、詳しくお聞かせされたわけではございませんが」


眠くなる時間じゃなければ書く時間ではないのでしょうか…
そして予告と違ってまだ少し伸びるかもです。

台風がいきなり加速して通過。無事バイトの時間までには雨は上がってました。
助かりましたよ全く。

本日の検索ワード。
:ダルマ×ツガル
まだまだ中学生。
Love Shineのむびでも分かるように照れ合ってる状態なんでしょうか。
…はあ。羨ましい若き恋愛状態。

:ハレンチ☆パンチ パクり
昼ドラの挿入歌歌っとったんですかい。
ところで先日の当方の発言、某ギャグ漫画と同じ表現です。そこからとったものなんですが(これもパクりやろ)、恐らく大半の知らない人から見たらギャグには見えんかったでしょうな。
だからといって取り下げる気はさらさら無いんですけどね名誉毀損で訴えられたらシャレにならんのでその部分だけ削除しました。

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