新たに抜いた剣は先程の一振りよりも強い。
 日本刀を思わせる刀身は空間的に異なる場所にあり、あらゆるものを切断する。勿論、他に空間そのものを操れなければ折れることはないし、仮にそういった力が働いたとしても剣自体の強度や耐魔性が悉くを弾き返してしまい、破壊はまずもって無理と言えよう。物質的にはこれ以上の剣は望めないかもしれない。
 無造作に振ったその剣は、しかしそれを受けた槍をさっくりと切り裂いた。
 「…届かないか」
 「ば、馬鹿なっ」
 切っ先の軌道は鎧をも浅く斬って抜ける。
 「貴様、手加減していたのか!」
 圧倒的な威力を持つ剣を見て衝撃を受けたか。
 「…いや。俺たちの実力は常に基準が決められている。その中で、俺は手加減をしていない」
 普通に聞けばよく分からないだろう…
 だが、持てる力全てを発揮できたCW四天王一体の存在は、それだけで宇宙一つを壊しかねない。だから自動的にセーブがかかるようになっている。
 「……な、何を言っている」
 「だから、俺たちは相手の実力によって実力が変わってしまう。殊にお前のような世界でも強い者相手なら尚更だ…」
 この力のセーブは自分自身では行えない。基本的に世界的平均値から見たレベルに合わせられるが、突出した力を持つ相手に対しては身体的ダメージによって発揮できる実力の度合いが変わってくる。
 今回の相手になる面々はやや神界寄り。よってデフォルトで出力は高めなのだが、それで対抗できなければ武器を変えるべき…そう判断した。
 「…まだやるか?」
 「くっ」
 槍を折られ、戦意喪失気味の相手。
 そこに凛とした声が響いた。
 「いいだろう、次は私が相手をしよう」


懲りずに神羅万象チョコ買いまくりです。
飛電、サイガ(被り)、そして皇帝マステリオンゲット。
…やっぱり聖龍族ばっかなんですけど。獣牙族飛天族マジどこですか?

本日の検索ワード:リース デュラン を
:デュラン&リース
…このカップリングそんなに人気あるんですか? 知らなんだ。

:ポラリス 神羅
あ、来ましたね。…引きませんが。ポラ。

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