首都へ赴く〜5日目前編・今日は戦争(イベント)也!〜
2005年4月24日 日常 朝八時に携帯の目覚ましをかけた。電池がなくなりかけている。すぐに電源を切った。充電器を忘れてきたことを深く悔やむ。
急いで身支度をして、鞄に先日のヨクナイ戦利品を詰め込んで出発。…現地で宅急便が送れるので、まとめて送るつもりなんだよ。
出る前にできれば会場の近くの東池袋で降りられないものかと地下鉄を考えたりもしたのだが、路線の折り合いが非常に悪く断念。
駅前のコンビニに寄って昼飯を買う。同僚の助言に従い、飲み物は日本茶である若武者を選択。雑誌の棚をちょっと見て、そういえばもう刊行ペースがGW態勢に入っていたことを思い出した。
山手線に乗る。休日であるためか、人が少なく座れるほどだ。
じわじわと客が増えていき、当の池袋駅でがばっと乗降があった。
駅構内の表示を見ながら東口を出る。頭の片隅に残っていた地図を思い出すと、真っ直ぐ、途中で斜めに折れてさらに真っ直ぐ、といったようなえらく不正確かつ適当な覚え方だった…仕方が無いのでそれっぽい道を行く、それっぽい人の後をついていくことにした。 道を行くごとにそういう感じの若い男性が増えていき、この道でいいだろうとの確信が強まった。
…会場近くの広場、人が集まっているのでそちらへ向かうと、果たせるかな待機の行列だった。かなり待っているようだ、自分も素直に最後尾に加わった。
並んでから分かったことが、フロアごとに四つに待機列も分かれているようで運良く並びたい大手サークルのあるフロアの待機列だったらしい。偶然だが、並びなおすハメにならずに済んで良かった。
俺が並んだ後も、人波の増加はとどまることを知らない。元々四列だったのが、後ろに並びきれず倍になり、終いには三倍になっていた。…とんでもない数だ。隣の二人の会話によるとやはり多いらしく、今回でCレボもファイナルだろうから、とのこと。この二人、どうやらイベント常連らしい。
今日は雲ひとつ無い快晴。人ごみで暑くなることは予想の範囲内だったが、待機列で暑いとは。だが、半袖を着てきて良かったと思う。
やがて時間より数分遅れて列が動き出した。元の並びを保ったまま行列がドロドロと音を立てて進んでいく。
会場に入ってからはそんな列は関係無い。各々目当てのサークルに突貫していく。
……ここからがすごい。行列も人数に圧倒されたりしたが、こちらに入ってからはその凄まじい量の一人一人がバラバラに行動しているのだ。
サークル間の通路はもちろんそれらをカバーしきれるほど広くない。しかも俺が初めにに入ったフロアは狭めな上に初期人数が多かった。よって移動する人々でぎゅうぎゅう詰めである。
これによって発生する現象は、まあ言うまでも無いだろう。通勤ラッシュと同じ…いや下手するとそれ以上の密集団が、さながら喫煙で狭められた毛細血管をジュルジュルとでも音が立つような感じの血流のような状態で蠢いているのだ。
ぐえーだのウボァーだの声が出そうなほどの密集状態を無理矢理に通り抜けていく。時折反対方向に歩く人に巻き込まれてぐるぐる回ったりもしながら進まねばならない…本気でしんどい。
とりあえずは先程も言った大手サークルの列を目指す。すると外側の廊下まで出ている。その末端を目指して、列の並ぶ中を歩いて行くとその先でU字に列が曲がっていた…つまりもう一本あったと思われた列は同じ列だったわけである。
それも追って行くと、外に飛び出していた。一番後ろの人から、列の最後尾を示す表示板を受け取って※1俺も並ぶ。すぐに次の人が来るので、表示板を渡した。列がゆっくり、しかし確実に動いて行く。
そのサークルの本を買うのには十数分といったところだっただろうか。さすがに列はフロアと違ってすし詰めにはならないので待っている間も楽だった。
今度は列にならないサークルの周回である。人々の中をぐいぐい掻き分けて進むのは非常に骨の折れる、疲れる作業なのだ。
何がしんどいかというと、一部の人波のせいでテーブル間を迂回しなくてはならないほどだ。そこまで人の流れを整理する係員が出動する辺り、人が通る人を避ける隙間すらないほどの密集。
そのフロアで目的のブツを買い終わったときは、片手のカタログのページがもうよれていた。途中でサークル配置のページだけをコピーしてファイルに入れていた人を見かけて、失敗したと思う。
……まあ、Cレボでこれである。最大の祭典と言われるコミケはこれ以上なのだろう。今後、イベントに参加したいと思っている人は参考までに。
他のフロアはさほどの密集でも無かった。それでも激しい人波、買っては鞄に本を入れる手ももどかしい。
最初のフロアに時間をかけすぎたか、早くも売り切れのサークルも見えてきたりした。お目当てのサークルの新刊が売り切れているのを見てがっかりするが、俺が遅いのが悪いのである。
大体の周回を終え、さらにもう一度最初のフロアを見に行き、大手は全て売り切れなのを見届けて時計に目を落とすともう14時を過ぎている。…もうくたくただが、まだ一つ作業が残っていた。
宅急便である。買った本やCDを詰め込んだ鞄はくそ重く、体積が増えまくってこのまま持って帰りたくは無い。自宅が遠方の俺は尚更だ。というわけで、カタログやもって来たヨクナイ物もまとめて買ったダンボールに詰め込んで送る。到着は俺が帰るよりも後になる。中身は家族に見られたくないので俺しか居ない時間帯に指定することを怠らない。
来る時よりもすっきりした鞄を肩に歩いていると、そこで空腹に気付いた。イベント中は腹が空くのも忘れるというのは本当だったらしい。適当な壁際で買ったパンとおにぎりを食べる…禁止されているわけではないが、あまりマナーが良くないかも知れない。
ファイナルなので最後に何かあるかも知れない、と来る前は思っていたが、はっきりいって時間が惜しいために残るのは断念。残っていてもあまり大したことはなさそうだと思う。別にサークルにも一般にも知り合いがいると分かっているわけでなし。
そういうわけで多少迷いつつJRの駅に戻る。まあ、本気で迷ったので歩いている途中で見かけた地下鉄池袋駅から入って行ったのだが。
急いで身支度をして、鞄に先日のヨクナイ戦利品を詰め込んで出発。…現地で宅急便が送れるので、まとめて送るつもりなんだよ。
出る前にできれば会場の近くの東池袋で降りられないものかと地下鉄を考えたりもしたのだが、路線の折り合いが非常に悪く断念。
駅前のコンビニに寄って昼飯を買う。同僚の助言に従い、飲み物は日本茶である若武者を選択。雑誌の棚をちょっと見て、そういえばもう刊行ペースがGW態勢に入っていたことを思い出した。
山手線に乗る。休日であるためか、人が少なく座れるほどだ。
じわじわと客が増えていき、当の池袋駅でがばっと乗降があった。
駅構内の表示を見ながら東口を出る。頭の片隅に残っていた地図を思い出すと、真っ直ぐ、途中で斜めに折れてさらに真っ直ぐ、といったようなえらく不正確かつ適当な覚え方だった…仕方が無いのでそれっぽい道を行く、それっぽい人の後をついていくことにした。 道を行くごとにそういう感じの若い男性が増えていき、この道でいいだろうとの確信が強まった。
…会場近くの広場、人が集まっているのでそちらへ向かうと、果たせるかな待機の行列だった。かなり待っているようだ、自分も素直に最後尾に加わった。
並んでから分かったことが、フロアごとに四つに待機列も分かれているようで運良く並びたい大手サークルのあるフロアの待機列だったらしい。偶然だが、並びなおすハメにならずに済んで良かった。
俺が並んだ後も、人波の増加はとどまることを知らない。元々四列だったのが、後ろに並びきれず倍になり、終いには三倍になっていた。…とんでもない数だ。隣の二人の会話によるとやはり多いらしく、今回でCレボもファイナルだろうから、とのこと。この二人、どうやらイベント常連らしい。
今日は雲ひとつ無い快晴。人ごみで暑くなることは予想の範囲内だったが、待機列で暑いとは。だが、半袖を着てきて良かったと思う。
やがて時間より数分遅れて列が動き出した。元の並びを保ったまま行列がドロドロと音を立てて進んでいく。
会場に入ってからはそんな列は関係無い。各々目当てのサークルに突貫していく。
……ここからがすごい。行列も人数に圧倒されたりしたが、こちらに入ってからはその凄まじい量の一人一人がバラバラに行動しているのだ。
サークル間の通路はもちろんそれらをカバーしきれるほど広くない。しかも俺が初めにに入ったフロアは狭めな上に初期人数が多かった。よって移動する人々でぎゅうぎゅう詰めである。
これによって発生する現象は、まあ言うまでも無いだろう。通勤ラッシュと同じ…いや下手するとそれ以上の密集団が、さながら喫煙で狭められた毛細血管をジュルジュルとでも音が立つような感じの血流のような状態で蠢いているのだ。
ぐえーだのウボァーだの声が出そうなほどの密集状態を無理矢理に通り抜けていく。時折反対方向に歩く人に巻き込まれてぐるぐる回ったりもしながら進まねばならない…本気でしんどい。
とりあえずは先程も言った大手サークルの列を目指す。すると外側の廊下まで出ている。その末端を目指して、列の並ぶ中を歩いて行くとその先でU字に列が曲がっていた…つまりもう一本あったと思われた列は同じ列だったわけである。
それも追って行くと、外に飛び出していた。一番後ろの人から、列の最後尾を示す表示板を受け取って※1俺も並ぶ。すぐに次の人が来るので、表示板を渡した。列がゆっくり、しかし確実に動いて行く。
そのサークルの本を買うのには十数分といったところだっただろうか。さすがに列はフロアと違ってすし詰めにはならないので待っている間も楽だった。
今度は列にならないサークルの周回である。人々の中をぐいぐい掻き分けて進むのは非常に骨の折れる、疲れる作業なのだ。
何がしんどいかというと、一部の人波のせいでテーブル間を迂回しなくてはならないほどだ。そこまで人の流れを整理する係員が出動する辺り、人が通る人を避ける隙間すらないほどの密集。
そのフロアで目的のブツを買い終わったときは、片手のカタログのページがもうよれていた。途中でサークル配置のページだけをコピーしてファイルに入れていた人を見かけて、失敗したと思う。
……まあ、Cレボでこれである。最大の祭典と言われるコミケはこれ以上なのだろう。今後、イベントに参加したいと思っている人は参考までに。
他のフロアはさほどの密集でも無かった。それでも激しい人波、買っては鞄に本を入れる手ももどかしい。
最初のフロアに時間をかけすぎたか、早くも売り切れのサークルも見えてきたりした。お目当てのサークルの新刊が売り切れているのを見てがっかりするが、俺が遅いのが悪いのである。
大体の周回を終え、さらにもう一度最初のフロアを見に行き、大手は全て売り切れなのを見届けて時計に目を落とすともう14時を過ぎている。…もうくたくただが、まだ一つ作業が残っていた。
宅急便である。買った本やCDを詰め込んだ鞄はくそ重く、体積が増えまくってこのまま持って帰りたくは無い。自宅が遠方の俺は尚更だ。というわけで、カタログやもって来たヨクナイ物もまとめて買ったダンボールに詰め込んで送る。到着は俺が帰るよりも後になる。中身は家族に見られたくないので俺しか居ない時間帯に指定することを怠らない。
来る時よりもすっきりした鞄を肩に歩いていると、そこで空腹に気付いた。イベント中は腹が空くのも忘れるというのは本当だったらしい。適当な壁際で買ったパンとおにぎりを食べる…禁止されているわけではないが、あまりマナーが良くないかも知れない。
ファイナルなので最後に何かあるかも知れない、と来る前は思っていたが、はっきりいって時間が惜しいために残るのは断念。残っていてもあまり大したことはなさそうだと思う。別にサークルにも一般にも知り合いがいると分かっているわけでなし。
そういうわけで多少迷いつつJRの駅に戻る。まあ、本気で迷ったので歩いている途中で見かけた地下鉄池袋駅から入って行ったのだが。
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