最後まで僕なりに(8)
2005年2月15日 一次創作・CW 案の定魔術師は岩をぶつける程度では、と反論してきた。
何言ってるんだか、一発ぶつける程度じゃ効き目が無いなんてとっくにわかってるさ、そのくらい。
「それは分かってますから、とにかくお願いします」
いまいち腑に落ちない顔でブツブツと詠唱を始める魔術師。
数秒後には周囲の土を圧縮・変質させて出来た巨大な岩が僕たちの前に埋まっていた。
「………せめて周囲に空間作るとか」
岩を埋めたままで、僕が何をすると思ったんだろうか。この魔術師も結構事態のわりにアホなことをするもんだ。
彼は汗を拭きつつ、再び詠唱を始めている。
ボコボコッと周囲の土を飲み込みつつ岩が地表に押し出された。直径五メートルくらいの岩、大体こんなもんか。
これをどうするんだ、との声に僕は笑顔で応えた。
「まあ、見ててください」
先行き明るい顔で答えたのに、何故か怒られてしまった。
しかもいきなり走り出されて、走りながら僕を怒っている。
ふと後ろの気配に気が付くと、“力”がすぐ後ろまで迫っていたりすた。
…こりゃ怒られるわけだ。こんなギリギリで頼みごとしてたもんなあ。
さて。
僕は腰の鞭を手に取ると、岩に向かって振るう。なるべく細い所を狙い、巻きついたところで――持ち上げる。
さほど無い僕の力とは関係なく、巨岩は僕の鞭に引っかかってグポッと浅い埋没を脱し、空中に大きく振り上げられた。
後ろで逃げてる面々のざわつきが一瞬大きくなった。びびってないでいいから、見てないで早く逃げてなよ。
岩が下降に入ったところから逆に僕が空中に舞い上がり、支点移動。円運動におけるベクトルの向きをもっと高く上げないと地面に激突させてしまい、次の攻撃に入るまで時間がかかるはめになる。
弧を描いて落ちてゆく岩は、引き上げられる支点に合わせてどんどん勢いを増していった。そのまま…
炸裂!
と、ここで普通なら岩が砕けてもおかしくは無いんだけど…
無事なんだな、これが。
これが僕の鞭の能力。比較的簡単に物を巻きつけ、それを超硬化させるというもの。
さらにこれ自体に力があって、重いものも軽々と振り回せるんだ。
状況によって鞭としてもフレイルとしても使い分けられて便利便利。
ちなみに、人を硬化して武器にすることも可能。
気に入らないことする奴はこれで怖がらせてお仕置きさ。
それはともかくとして。
いくら硬化していると言ってもあくまで強度であって、与えるダメージはさほど変わってはいないので傷は少なくとも見えやしない。
でもバウンドを生かして今度は振り上げて攻撃!
そしてまた一発下降させて攻撃!
攻撃攻撃攻撃! 以下繰り返し。
その間にタルスさんもまた、矢継ぎ早に一箇所狙いで攻撃を繰り返していた。
…だけど、どちらも傷つけているとは言え、本当に効いているかまではとても疑わしいものだったんだ。
どんどん下がりながら戦って、ふと気が付くと逃げ遅れた人が“力”に飲み込まれて消し炭になったり、逃げる体力も気力もなくしたのか倒れてそのままの人も出てきていた。
その声が聞こえてきて、僕らはそれを実感せずにはいられなかった。
「そこの二人、もうあきらめろ! そいつを見てみろ、もうでかすぎて俺たちの倒せるものじゃない!」
…僕は後方へ飛んだ。
……果たして振り返って目に入ってきたものは、
………大爆発のように幾つもの街を飲み込み尽くした発光体。
…………僕らは、壁の如きそれをちまちま叩いていただけだったのだ。
…なんかこのシリーズ、久々に長く書けました。
次回で最終回の予定です。
あ、連載ものの回数更新してますね…一話一話短いから当然ですか。
ここDiaryNoteでいろいろ読んでるといろんな人がいろんなことを書いてます。
俺みたいに短編いや小説書いてる方もいますし、ポエム綴ってる方もおりますし、普通の日常でやってる趣味をちくちく書かれておられたり、某ROやらのオンラインげむ日記書かれていたり、のろけ話書いてる方もおられますねぇ。他にも沢山います。世の中十人十色ですなあ。
で、気になるのは自分の体型を死ぬほど気にしつつ過食してて彼氏のいる女。
…あのな、あんたら。彼氏に見られたくて体型気にするのはいいのよ。
だけどちょっと食べ過ぎたとかコンマ1キロ増えたとか、その程度で死ぬとか世界の終わりのような書き方されんのもんのすごく腹立たしいんですが。
そりゃよ、年頃の娘さんだから気になるのは分からんでも無いよ一応。
気にしすぎなんやと。
しかも過食しといて何度も書かれると正直マジでムカつきます
お前ら彼氏作れるぐらい努力してるならその程度の欲をなんでそこまで抑えられないのかと。
むしろその努力のせいで過食だのなんだのに走ってるんじゃないかと。
コニーぐらい知っとけと。一度見とけと。
体型をまるで気にしないで合わなさ過ぎるコスプレしてる女見てみろと。
そうすればその程度の体型、気にならずに済みますから。
彼氏の一言一言、気にしてたらきりがありませんから。
言葉なんて意味も無く口から出せる物ですから。
責任なんていちいち気にして言う人は偉い人ぐらいですから。
だから気にしないで。
いい年こいて彼女がいたことないどころか、まともな恋すらしたことない男の一生の御願いです。
…できれば、もてなさそうなヲタ男がなぜそうなったのか、過程における原因を一度考えてくれると嬉しいです。
ただ見た目がダサいからイヤ、性格暗いからイヤとか表面的なことだけでつっぱねずに。
電車男がいかに運の良かった男かが分かるという物です。ハイ。
…どうでもいいんですけど。ええ、本当にどうでもいいことなんですけどね(超イヤミ
ああ、バレンタインですか? 親チョコ以外ゼロに決まってますでしょうが。
そんなことよりバカップル狩りです。
上みたいな彼氏いるくせにウザいことゴネまくる女もまとめて滅殺。
何言ってるんだか、一発ぶつける程度じゃ効き目が無いなんてとっくにわかってるさ、そのくらい。
「それは分かってますから、とにかくお願いします」
いまいち腑に落ちない顔でブツブツと詠唱を始める魔術師。
数秒後には周囲の土を圧縮・変質させて出来た巨大な岩が僕たちの前に埋まっていた。
「………せめて周囲に空間作るとか」
岩を埋めたままで、僕が何をすると思ったんだろうか。この魔術師も結構事態のわりにアホなことをするもんだ。
彼は汗を拭きつつ、再び詠唱を始めている。
ボコボコッと周囲の土を飲み込みつつ岩が地表に押し出された。直径五メートルくらいの岩、大体こんなもんか。
これをどうするんだ、との声に僕は笑顔で応えた。
「まあ、見ててください」
先行き明るい顔で答えたのに、何故か怒られてしまった。
しかもいきなり走り出されて、走りながら僕を怒っている。
ふと後ろの気配に気が付くと、“力”がすぐ後ろまで迫っていたりすた。
…こりゃ怒られるわけだ。こんなギリギリで頼みごとしてたもんなあ。
さて。
僕は腰の鞭を手に取ると、岩に向かって振るう。なるべく細い所を狙い、巻きついたところで――持ち上げる。
さほど無い僕の力とは関係なく、巨岩は僕の鞭に引っかかってグポッと浅い埋没を脱し、空中に大きく振り上げられた。
後ろで逃げてる面々のざわつきが一瞬大きくなった。びびってないでいいから、見てないで早く逃げてなよ。
岩が下降に入ったところから逆に僕が空中に舞い上がり、支点移動。円運動におけるベクトルの向きをもっと高く上げないと地面に激突させてしまい、次の攻撃に入るまで時間がかかるはめになる。
弧を描いて落ちてゆく岩は、引き上げられる支点に合わせてどんどん勢いを増していった。そのまま…
炸裂!
と、ここで普通なら岩が砕けてもおかしくは無いんだけど…
無事なんだな、これが。
これが僕の鞭の能力。比較的簡単に物を巻きつけ、それを超硬化させるというもの。
さらにこれ自体に力があって、重いものも軽々と振り回せるんだ。
状況によって鞭としてもフレイルとしても使い分けられて便利便利。
ちなみに、人を硬化して武器にすることも可能。
気に入らないことする奴はこれで怖がらせてお仕置きさ。
それはともかくとして。
いくら硬化していると言ってもあくまで強度であって、与えるダメージはさほど変わってはいないので傷は少なくとも見えやしない。
でもバウンドを生かして今度は振り上げて攻撃!
そしてまた一発下降させて攻撃!
攻撃攻撃攻撃! 以下繰り返し。
その間にタルスさんもまた、矢継ぎ早に一箇所狙いで攻撃を繰り返していた。
…だけど、どちらも傷つけているとは言え、本当に効いているかまではとても疑わしいものだったんだ。
どんどん下がりながら戦って、ふと気が付くと逃げ遅れた人が“力”に飲み込まれて消し炭になったり、逃げる体力も気力もなくしたのか倒れてそのままの人も出てきていた。
その声が聞こえてきて、僕らはそれを実感せずにはいられなかった。
「そこの二人、もうあきらめろ! そいつを見てみろ、もうでかすぎて俺たちの倒せるものじゃない!」
…僕は後方へ飛んだ。
……果たして振り返って目に入ってきたものは、
………大爆発のように幾つもの街を飲み込み尽くした発光体。
…………僕らは、壁の如きそれをちまちま叩いていただけだったのだ。
…なんかこのシリーズ、久々に長く書けました。
次回で最終回の予定です。
あ、連載ものの回数更新してますね…一話一話短いから当然ですか。
ここDiaryNoteでいろいろ読んでるといろんな人がいろんなことを書いてます。
俺みたいに短編いや小説書いてる方もいますし、ポエム綴ってる方もおりますし、普通の日常でやってる趣味をちくちく書かれておられたり、某ROやらのオンラインげむ日記書かれていたり、のろけ話書いてる方もおられますねぇ。他にも沢山います。世の中十人十色ですなあ。
で、気になるのは自分の体型を死ぬほど気にしつつ過食してて彼氏のいる女。
…あのな、あんたら。彼氏に見られたくて体型気にするのはいいのよ。
だけどちょっと食べ過ぎたとかコンマ1キロ増えたとか、その程度で死ぬとか世界の終わりのような書き方されんのもんのすごく腹立たしいんですが。
そりゃよ、年頃の娘さんだから気になるのは分からんでも無いよ一応。
気にしすぎなんやと。
しかも過食しといて何度も書かれると正直マジでムカつきます
お前ら彼氏作れるぐらい努力してるならその程度の欲をなんでそこまで抑えられないのかと。
むしろその努力のせいで過食だのなんだのに走ってるんじゃないかと。
コニーぐらい知っとけと。一度見とけと。
体型をまるで気にしないで合わなさ過ぎるコスプレしてる女見てみろと。
そうすればその程度の体型、気にならずに済みますから。
彼氏の一言一言、気にしてたらきりがありませんから。
言葉なんて意味も無く口から出せる物ですから。
責任なんていちいち気にして言う人は偉い人ぐらいですから。
だから気にしないで。
いい年こいて彼女がいたことないどころか、まともな恋すらしたことない男の一生の御願いです。
…できれば、もてなさそうなヲタ男がなぜそうなったのか、過程における原因を一度考えてくれると嬉しいです。
ただ見た目がダサいからイヤ、性格暗いからイヤとか表面的なことだけでつっぱねずに。
電車男がいかに運の良かった男かが分かるという物です。ハイ。
…どうでもいいんですけど。ええ、本当にどうでもいいことなんですけどね(超イヤミ
ああ、バレンタインですか? 親チョコ以外ゼロに決まってますでしょうが。
そんなことよりバカップル狩りです。
上みたいな彼氏いるくせにウザいことゴネまくる女もまとめて滅殺。
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