何のための歩道なんだ。

　まただ。
　面倒くさい。

　身を落とした、などとも言いたくない技術を発揮して俺は生きている。
　そんな技術も一度ばれれば世間では犯罪だと騒ぎ立てられてしまう。全く以って理不尽だと思う。
　だが世間一般からするとそういった技術の持ち主でその日暮らしに近い生活をしている俺の住む場所はバラックの並ぶような町の掃き溜め。要するにスラム。
　ここの連中はどうにも悪い癖がある。モノばかりは溢れているからな。
　即ち、不要物の手当たり次第の投棄。
　その辺の吹き溜まりを見れば小さいゴミが固まっているなど日常茶飯事だ。
　そして…
　俺が「仕事」に行って、帰ってくる頃には小道の一つが様々なゴミで完全に埋没していることすらある。
　あまり通る奴もいないのだろう、誰一人として捨てる奴に文句を言う奴もいないのか。
　奢った役所の連中が偉そうに週一でまとめて掃除して行くが…これでは俺は通れないことも多い。
　そして俺の目の前にはそんな風に埋まった通りがあるわけだ。
　「…また遠回りか」
　辟易しつつ道を変える。
　週末近くになるとかなりの頻度でこうなってしまう。

　イヤでも貧困からは逃れられない。
　結局今週もそんな日々が続くのだった。

雪が積もれば除雪車が走ります。
除雪車が走れば当然雪はどかされます。
……車道は。

この辺は歩道が広いために場所によって除雪車で雪が除けられているところもありますが、大半はそのまま人が踏んでいきます。

自転車ですよ、俺。ものすっげくワリを食っている気がします。

車の少ない深夜なら車道を通ればいいんですよ。
ところが日が昇ればそうはいかない。
ガクガクガタガタと振動にムカつきながら帰るのです。

しかし、これ以上に恐るべき事態が！

夜中に雪が降り続き、朝になったら銀世界というのはよくあるパターンです。
そんなときでもしっかり車道は除雪してあったりして普通の朝起きて夜寝る人々は問題無く通れることでしょう。
んが、このタイミングで帰る俺。
車道の除けられた雪が、多数の小さな塊になって歩道を埋め尽くしているのはどうなんでしょうね。
柔らか雪理論で、この場合もまともに走れなくなります。
それどころか歩くのすら困難です。
………仕事は最後までキッチリやれ、除雪係。

今日の検索ワード：睡眠不足　しんどい
日記だとかなりありそうな言葉ですな。

あとここ数日FFM関連でのアクセスもありました。
良いものは良いのです、うむ。