悪霊たちの攻撃が激しくなってきた。
 私には止まって見えるが、見るレベルを下げればかなりの高速で霊力を放っているように思えるだろう。
 ただ私を正確に狙ってくるのはいいのだが、距離が遠すぎて簡単に避けれてしまうのは何とも言い難い。こちらとしては楽だが……
 ……この戦いを始めた時から思っていたのだが、悪霊と言うか妖精と言うか……こいつらは何故、メイドの格好をしているのか……?
 先程といい、一部幾何学的な姿をした悪霊もいるにはいたが、こいつらは……さてはて……
 霧がかっていた島の中央に館が見えてきた。――赤い紅い館。
 そこそこの豪邸のようだ。他に目ぼしい建物も見えず、魔力も感じないということは、事件の答えはこの中にあるのだろう。
 私は迷わず、その広い入り口へ向かった。

 館内部に入り襲い掛かるメイドたちを次々に落としていく中、ふと鈴の音が聞こえた…気がした。
 戦場の鈴の音、と言うととある強化人間を思い出したが関係無いな。
 音の聞こえる方へ向かってみるか?
 そう思って辺りを見回してみたが、広い入り口の割に奥へ続く道はどうやら一つしか無い模様。
 わずかに空間歪曲を感じた。しかしこの辺りにはさほど影響は無いように思えた。
 今のところ道は一本しか選ばせてもらえないようだ。取り立てて迷わせたりする意図を感じないため、私は乗ることにした。
 さらに奥へと……。

 広間に出た。左右に単純な形のオブジェクトが幾つか並んでいる。
 シャラン。
 再び唐突に鈴の音。
 「今日は…乱暴な客が多いなあ」
 頼りなげにふよふよと空中を飛んで、奥から中華系の衣装を身に纏った少女が現われた。
 どうやらこの娘も戦闘の直後らしい。見るからにダメージが溜まっている。
 「無理しないほうがいいんじゃないか」
 「そういうわけにもいかないんだよね…一応、門番してるから」
 なるほど。
 「あれだけの兵力を従えられるんだから、それなりの強さだろうけど…私はおそらく前の二人より強いぞ」
 「だったら初めから飛ばすだけだよ」
 …忠告も意味無し、か。


すこし東方のプレイに間があいてるとかなり腕が落ちてます。
IIDXもやりたいんですけどねえ…
皆とできないのが寂しいってのはありますが
MJ2…? そんなのもありましたが、時間的にアウトです。トホーイ。

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