腐れ果てた国家的人間性、その常識
2004年11月23日 日常 人間、「レッテル」を貼らないと気が済まないらしい。
基本的に悪いイメージのある物が元になる。
それに似たものは必ず貼って一緒くたに悪い物扱いする。
そうでない自分が貼られたもののような「キワモノ」でないことに安心し、それを貶めていい気分になる。
…人間とは、「常識的」な日本人とはつくづく愚かな生き物である。
我輩が生まれた頃には既に人間界にてTVなるものができていた。
初めは当たり前のこととして何とも思っていなかったが、
改めて考えてみると電波を受信して映像を再生する、という技術は
なかなかに驚くべきものだろう。
気付いた時から我輩はTVにかじり付くようになった。
我輩らは通常人間に見えないため、適当な人間の家かどこかで観てれば良かったのだ。
しばらくの間はニュースを観ては人間の動向ににやにやし、
ドラマを観ては人間の感情を学び、
ドキュメンタリーを観ては人間の努力に驚きもしていた。
だがある種の番組を観たときほど驚いたことも無い。
人間の作り出した物語、それを現実のまま撮るのではなく、連続の絵にて表した物。
そう、アニメーションという奴だ。
最初観たときは何がなんやらさっぱりのまま驚きまくりだったので、早速TV局に行ってみることにした。
するとなんとまあ、通常の番組とは毛色の違う努力の集大成。
特に何百枚もの絵を描いているところなど感動を覚えた。
今ではデジタル技術によって別の方法を使っているようだが、それにしても安い制作費で随分と頑張っている。
真に素晴らしいとはこのことを言うのではないだろうか?
ちなみに仲間の死神に話したら「お前も暇な奴だなあ」と一蹴されてしまった。
感動も何もなく日々を過ごしている奴等に言われたくは無かった。
我輩、少々愕然とす。
…なお、例のボールに入るモンスターが主役のアニメーションで
あの青と赤が連続で入れ替わる場面にて我輩が倒れてしまったのは内緒だ。
さて、仲間の感想よりもさらに愕然とした事態が現実に起こっている。
最近のアニメーションに実の欠けるものが増えていることもあるが、
それよりもアニメーション愛好家を馬鹿にする動きが人間、
それも世界一のアニメーション文化国である日本の者がこともあろうに
増加傾向にあるということだ。
自らの国の文化を認められないとは何とも情け無い。
ところがそうではなく、文化を認めてる者を認めないらしい。
ならば、とそういう者の集まる所へ行くのが最も最短の理解への道だとばかりにかつて電気街と呼ばれた地へと我輩は向かった。
………一部の者を見て、非常に複雑な気分となった。
世間に存在する、こういった者を毛嫌いする連中とは全く異なったファッションスタイル。
我輩は人間以外の出の死神なので人間のセンスとやらはよく分からないが、とりあえず似合ってないスタイルの者が多いのは間違いない。
そして…ほんの僅か、ほんのごく一部なのだが…体臭が強い…
人間のペットですらお洒落を強制させられる時代に、何とも時代錯誤な存在と言えよう。
そして他の人間個体からは少なくとも好かれることは無いだろう。
そういった者の私生活が非常に気になったため、中の一人の後をつけて家にお邪魔させてもらうことにした。
…いやはや、アニメーション作品の資料の多いこと多いこと。
否、愛好家だからそれがあるだけで満足なのだろう。
どれだけそのアニメーションに心血を注いでいるかがわかるというものだ。
自分の好きなものに金を使い、満足を得る。
資本主義社会のある意味犠牲者だが、それでも幸せなのだろう。
自らの国の文化をここまで好きになれるとは何とも素晴らしい。
これで他の人間の迷惑も考えられる者なら感動もひとしおだっただろう。
………さらに他の一見普通の者をつけたところ、その者の家にもこんな光景が広がっていたことがある。
我輩、感動感涙の連続にて涙が枯れるかと思ってしまった。
だが我輩の素晴らしき感動はある番組にて踏みにじられる。
ある程度年のいったアニメーション愛好家は「おたく」と呼ばれるらしい。
語源は少し昔に遡るようだがそんなことはどうでも良かろう。
その番組は、ある一人の「おたく」を本人の許可の元付け回し、
行動や部屋を公開していた。
…正直、これは洗脳を進行させているとしか思えぬ内容であった。
アニメーション愛好家に対する肯定的な表現がまるで出てこない。その中のごく一部に当たる他人の迷惑を考えぬ者、それをまるでアニメーション愛好家全てがそうであるような放送をしているのである。
元々アニメーションは子供の見る物とするイメージが強いために「おたく」とやらへの世間の偏見、風当たりは強い物であるようだが、それをますます加速させてどうするつもりなのか。どう考えてもこれは差別促進である。
別に誰が何を好きでいようが本人の勝手ではないか。
我輩がアニメーションが好きになったと仲間の死神に話した所で「いい暇つぶしが増えたな」としか言われなかったというに、日本人と来たら異様に嫌がるのである。
何が悪いのか全く理解に苦しむ。
そして、恐らく視聴率などというもののために「おたく」のイメージダウンを図るTV局も文化衰退の一手を引き受ける主犯の一つだ。
そういったものによって誤解が拡がり、悪いイメージを持った「おたく」というレッテルをそういった者に貼り付ける。
…全く以って、人間とは、日本人とは理解し難い種族である。
他人の日記が今日のメインです。
昨日トップで偶然見かけた「萌え」という日記タイトル(笑)。
早速見てみることにしました(苦笑
すると、奥さんに「萌えという言葉を知ってるか」と訊かれて
イエスと答えたら引かれたという内容。
…そこまで洗脳が進んでいるとは思いもよらなんです。
どうしてそれだけで引きますかねえ。理解に苦しみます。
今年の流行語大賞にノミネートもされてるんですよ?
…ここは一応blogなのでそろそろリンクも頑張っていきましょう。
http://www.jiyu.co.jp/singo/
なぜ今更なのか分かりませんが。
いまや「萌え」は二次元以外の物に対しても使われてます。
元々の意味であるところから外れたところで使われているのは
元の意味を尊重する俺からすればやや場違い感がありますが…
それにしても言葉だけで引くとは…
原義である「草木が生い茂るさま」を知っててイエスと答えてて
それで引かれるならどうもこうも無いですよね(関係無い)。
冗談はともかく、短編で言うようにテレビで放送されている
オタクの姿は例外的な迷惑者ばかりです。
同じオタクとしてそういう姿を晒されてはこっちも迷惑なんですよ。
そりゃ俺だってそんなにスタイリッシュじゃないですし、
しゃべるの下手くそですけど…
お願いですから悪意満々のテレビ局の出演依頼、断ってください。
ぶっちゃけ世の「普通」の人は見た目にこだわりすぎだと思うんです。
確かに迷惑なほどオサレがないのは困り物ですが、
あんまり金がかかるというのがどうにも…
詰まるところ外出する=金がかかると同義じゃないですか。
そんな世の中嫌なんですけど。エコノミックアニマルにも程がある。
金のかけ方ぐらい選ばせてください。
その配分が違うだけで貶されるなんて間違ってると思います。
基本的に悪いイメージのある物が元になる。
それに似たものは必ず貼って一緒くたに悪い物扱いする。
そうでない自分が貼られたもののような「キワモノ」でないことに安心し、それを貶めていい気分になる。
…人間とは、「常識的」な日本人とはつくづく愚かな生き物である。
我輩が生まれた頃には既に人間界にてTVなるものができていた。
初めは当たり前のこととして何とも思っていなかったが、
改めて考えてみると電波を受信して映像を再生する、という技術は
なかなかに驚くべきものだろう。
気付いた時から我輩はTVにかじり付くようになった。
我輩らは通常人間に見えないため、適当な人間の家かどこかで観てれば良かったのだ。
しばらくの間はニュースを観ては人間の動向ににやにやし、
ドラマを観ては人間の感情を学び、
ドキュメンタリーを観ては人間の努力に驚きもしていた。
だがある種の番組を観たときほど驚いたことも無い。
人間の作り出した物語、それを現実のまま撮るのではなく、連続の絵にて表した物。
そう、アニメーションという奴だ。
最初観たときは何がなんやらさっぱりのまま驚きまくりだったので、早速TV局に行ってみることにした。
するとなんとまあ、通常の番組とは毛色の違う努力の集大成。
特に何百枚もの絵を描いているところなど感動を覚えた。
今ではデジタル技術によって別の方法を使っているようだが、それにしても安い制作費で随分と頑張っている。
真に素晴らしいとはこのことを言うのではないだろうか?
ちなみに仲間の死神に話したら「お前も暇な奴だなあ」と一蹴されてしまった。
感動も何もなく日々を過ごしている奴等に言われたくは無かった。
我輩、少々愕然とす。
…なお、例のボールに入るモンスターが主役のアニメーションで
あの青と赤が連続で入れ替わる場面にて我輩が倒れてしまったのは内緒だ。
さて、仲間の感想よりもさらに愕然とした事態が現実に起こっている。
最近のアニメーションに実の欠けるものが増えていることもあるが、
それよりもアニメーション愛好家を馬鹿にする動きが人間、
それも世界一のアニメーション文化国である日本の者がこともあろうに
増加傾向にあるということだ。
自らの国の文化を認められないとは何とも情け無い。
ところがそうではなく、文化を認めてる者を認めないらしい。
ならば、とそういう者の集まる所へ行くのが最も最短の理解への道だとばかりにかつて電気街と呼ばれた地へと我輩は向かった。
………一部の者を見て、非常に複雑な気分となった。
世間に存在する、こういった者を毛嫌いする連中とは全く異なったファッションスタイル。
我輩は人間以外の出の死神なので人間のセンスとやらはよく分からないが、とりあえず似合ってないスタイルの者が多いのは間違いない。
そして…ほんの僅か、ほんのごく一部なのだが…体臭が強い…
人間のペットですらお洒落を強制させられる時代に、何とも時代錯誤な存在と言えよう。
そして他の人間個体からは少なくとも好かれることは無いだろう。
そういった者の私生活が非常に気になったため、中の一人の後をつけて家にお邪魔させてもらうことにした。
…いやはや、アニメーション作品の資料の多いこと多いこと。
否、愛好家だからそれがあるだけで満足なのだろう。
どれだけそのアニメーションに心血を注いでいるかがわかるというものだ。
自分の好きなものに金を使い、満足を得る。
資本主義社会のある意味犠牲者だが、それでも幸せなのだろう。
自らの国の文化をここまで好きになれるとは何とも素晴らしい。
これで他の人間の迷惑も考えられる者なら感動もひとしおだっただろう。
………さらに他の一見普通の者をつけたところ、その者の家にもこんな光景が広がっていたことがある。
我輩、感動感涙の連続にて涙が枯れるかと思ってしまった。
だが我輩の素晴らしき感動はある番組にて踏みにじられる。
ある程度年のいったアニメーション愛好家は「おたく」と呼ばれるらしい。
語源は少し昔に遡るようだがそんなことはどうでも良かろう。
その番組は、ある一人の「おたく」を本人の許可の元付け回し、
行動や部屋を公開していた。
…正直、これは洗脳を進行させているとしか思えぬ内容であった。
アニメーション愛好家に対する肯定的な表現がまるで出てこない。その中のごく一部に当たる他人の迷惑を考えぬ者、それをまるでアニメーション愛好家全てがそうであるような放送をしているのである。
元々アニメーションは子供の見る物とするイメージが強いために「おたく」とやらへの世間の偏見、風当たりは強い物であるようだが、それをますます加速させてどうするつもりなのか。どう考えてもこれは差別促進である。
別に誰が何を好きでいようが本人の勝手ではないか。
我輩がアニメーションが好きになったと仲間の死神に話した所で「いい暇つぶしが増えたな」としか言われなかったというに、日本人と来たら異様に嫌がるのである。
何が悪いのか全く理解に苦しむ。
そして、恐らく視聴率などというもののために「おたく」のイメージダウンを図るTV局も文化衰退の一手を引き受ける主犯の一つだ。
そういったものによって誤解が拡がり、悪いイメージを持った「おたく」というレッテルをそういった者に貼り付ける。
…全く以って、人間とは、日本人とは理解し難い種族である。
他人の日記が今日のメインです。
昨日トップで偶然見かけた「萌え」という日記タイトル(笑)。
早速見てみることにしました(苦笑
すると、奥さんに「萌えという言葉を知ってるか」と訊かれて
イエスと答えたら引かれたという内容。
…そこまで洗脳が進んでいるとは思いもよらなんです。
どうしてそれだけで引きますかねえ。理解に苦しみます。
今年の流行語大賞にノミネートもされてるんですよ?
…ここは一応blogなのでそろそろリンクも頑張っていきましょう。
http://www.jiyu.co.jp/singo/
なぜ今更なのか分かりませんが。
いまや「萌え」は二次元以外の物に対しても使われてます。
元々の意味であるところから外れたところで使われているのは
元の意味を尊重する俺からすればやや場違い感がありますが…
それにしても言葉だけで引くとは…
原義である「草木が生い茂るさま」を知っててイエスと答えてて
それで引かれるならどうもこうも無いですよね(関係無い)。
冗談はともかく、短編で言うようにテレビで放送されている
オタクの姿は例外的な迷惑者ばかりです。
同じオタクとしてそういう姿を晒されてはこっちも迷惑なんですよ。
そりゃ俺だってそんなにスタイリッシュじゃないですし、
しゃべるの下手くそですけど…
お願いですから悪意満々のテレビ局の出演依頼、断ってください。
ぶっちゃけ世の「普通」の人は見た目にこだわりすぎだと思うんです。
確かに迷惑なほどオサレがないのは困り物ですが、
あんまり金がかかるというのがどうにも…
詰まるところ外出する=金がかかると同義じゃないですか。
そんな世の中嫌なんですけど。エコノミックアニマルにも程がある。
金のかけ方ぐらい選ばせてください。
その配分が違うだけで貶されるなんて間違ってると思います。
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