心が必要…?
 いや、その前に。
 「ちょっと待ってください。そもそも強いやつらを別の世界に送り込む目的がなんなのか、俺知らないんですけど」
 「む、リュークから聞いてなんだか。ならば先にそちらを言わねばな」
 ずっと退屈な毎日から抜け出すことを考えてたけど、戦いなんかの理由を知らないとどうにもならないからなあ。

 長い話になったので適当にまとめるとこうなる。
 カオス・ウォーリーズは相当の広さの次元宙域を監視しており、その中には当然多数のとるべき道がある。
 人はそれをよく「運命」と呼ぶが、まさにその運命を管理するのが役割だという。
 各々次元は複数の時間軸を持ち、いくつもの歴史ができていく。
 同じような歴史を歩んでいてもどこかでわずかな違いが起きればそこで歴史の樹形図は分かれ、新しい枝を形成していく。
 その枝に畸形とも言うべき致命的な異常が発生しそうなときにカオス・ウォーリーズは出動し、歴史を正して行くのだという。

 「それで、今までは特に戦いの無い世界における解決策が弱い物だった、というわけで」
 創始者や流の説明から考え、俺はそういう結論を出した。
 「飲み込みが早いな。そのために私は『心』を欲したのだ」
 「しかし流たちでは駄目なんですか?」
 それなりに心はあると思うんだけどな。
 「あいつらは戦闘状況を基本とする設計で仕組まれている。よって本気で考えられるのは、生身に近い人間ということだ」
 ふー…ん!?
 「せっけいで、しくまれ…?」


駄目だ、眠い! なかなか続きが書けなくてすみませぬ。

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