その場の面々が一斉に停止した。
 「…何コレ」
 しばしの間の後、ようやく出たのが編集委員長のその一言だった。

 全てはわりとはっちゃけた卒業文集作成の際、全員の自己紹介を書くことから始まった。
 「軽めのノリで、但し調子に乗りすぎるな」と言ってあるため、お調子者はオーバーに、控えめな子は普通のプロフィールを書いていた。
 ここまでは狙い通りだったのだが…
 「いくらなんでも、これはねえ…」
 クラス一地味な男子。彼の趣味には「ナンパ」と書いてあった。
 「…調子に乗りすぎだよな」
 「でも乗るような奴じゃないじゃん」
 「お前詳細聞いてこいよ」
 「えー、あいつ暗くて得体が知れないからヤだ」
 「じゃあお前はコレ認めるんだな」
 「何でそうなるんだよ!」
 「だって得体が知れないってことはナンパしててもおかしくないってことじゃねーか」
 「いや…認めないけど何で俺だけよ」
 「そおねー、別に全員で行ってもいいと思うけど」
 「…わかったわかった」

 3人が聞きに行ったところ、「日曜日の午後2時駅前に来い」とのことだった。目印にある雑誌を持ってるらしい。

 当日当所。
 「どこにいるんだろ」
 「見当たんないけど…」
 「ん? でもその雑誌って…まさかあいつか?」
 「え…? ごっつ金髪やん」
 「ちょ、ちょっと何アレ別人じゃん!?」
 「あ、なんかいい女があいつの方に行くぞ」
 「…すっげ、めっちゃ自然に声かけてら」
 「…ね、ね…ぶっちゃけ、あれ誰よ?」
 「俺らに聞くな」

 「で…これ結局どうするの?」
 「まあ本人の確認しちまったわけだし。このままのっけるぞ」
 「誰も信じないだろうけどな」


 往々にしてありうる話です。「マリ見て」にもありましたし。
 今日はDiaryNote機能のプロフィールについて。

 デフォルトの質問にけっこうキツいものがあります。

 第60問 浮気ってどうおもう?

 これ。
 いろんな人の日記をたまに見ます。
 若い(と思われる)人のは大抵が否定的意見。
 確かに俺もそんなに若くは無いですが(学生じゃないだけだってばよ)、そういう人はわかってないなあ、と思ったりします。
 大抵頭ごなしにダメ、絶対言ってますが、ソレ自分がする可能性頭から否定してますがな。
 結婚後という状況に対して夢見てるのか、それとも客観的に見ることができないのか。
 ま、俺だってわかってませんが。恋愛経験自体ほぼ無いですし。
 実際ちゃんとした回答なさっている方もおりますしね。

 …何が言いたかったんでしょね(汗
 毎回時間かけられないってのに。

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