「うぅ、サンダーのカードが足りない…」
 着々とIslandの城を落とし続ける戦士の少女、ティニ。だが残り三つとなったタイミングで手持ちのカードがえらいことになっているのに気が付いた。
 城は現在の城主によってガーディアンモンスターが配置されていることがある。そのモンスターは攻撃力、防御力はそれほどでもないが通常よりも莫大な生命力を誇り、体力を削られやすいばかりか戦っている間に他のモンスターに囲まれる危険性も高いのである。
 そのため一度に大ダメージを与えられるサンダーのカードが攻城戦には必須なのであった。
 「欲を言えばメテオがあるともっといいけど…あんなおっかないダンジョンに潜るのは面倒だし怖いし、手に入るとは限んないし…」
 メテオはサンダーの三倍以上のダメージを与えるとんでもない魔法カードである。ガーディアンでさえレベルの低いモンスターならイチコロだ。
 だがその分手に入りづらくティニの手元にある一枚が今まで手に入れた唯一のメテオカードである。
 「…モンスターカードも心許ないなあ」
 さらに問題があるとすれば、城を占領して自分のものにした後のことだ。同じように他の冒険者によって狙われるためにこちらもガーディアンモンスターを配置しなければならないのだが、召喚のためのモンスターカードも残りがひどくなってきているのだ。
 Islandの城で使えそうなカードはプーニャとキラービー、ゴブリンぐらい、どれも一枚ずつしかない。しかも基本的に弱いのばかり。
 「……やっぱまたカジノで稼いでくるしかないかぁ」
 モンスターカードはそのモンスターを倒すと極稀に落とすのだがそれを集めるのはひどく息が長い話。そこでカジノのモンスタースロットを使えば比較的楽に手に入るのだが…
 「あ〜あ……今月厳しいのにまたコレもんなんて…ありえないよ」
 無論金が要るわけで。
 「こうなったらヤケだっ、やってやるよぉ〜!」
 なけなしの所持金を握りしめ、ティニはカジノのある「ゆかいな」ダンジョンに飛び込んでいくのだった。

 武器スロットとモンスタースロットから金が尽きるまでカードを取りまくり、割りが良かったのかほくほく顔で地上に戻ってきたティニ。
 だが次の瞬間その笑顔が凍りつく。
 「……島が燃えてる……」
 バサバサッ、と取り落としたカードホルダーから大量のカードが飛び出していた。

 島が燃えてる→城の大半が落ちた→あたしの城は全部……

 「いやあああぁぁぁぁまたやり直しィィィィィイイイッッッ!?」
 ほんの僅かな城の運営収入の入った皮袋を前にティニは崩れ落ちた。

 がんばれティニ、負けるなティニ。いろんな人がこれまで通った道だから。


 昨日は日記書いてからモンスターゲート2しにいってました。
 上の通りにIslandの城をガンガン落としてはうれしいダンジョンなんかでカード集めてたりしますがいきなりサンダーが足りなくなってションボリです。
 割りとMサンダーの方が楽かもしれませんがコストがリアルメダルですとねぇ…(汗
 今のところ、島が燃えてるかどうかは不明ですが(笑)今日は無理なので明日行ったら全滅してる可能性アリです。くぅ。

 Island制覇しましたらしばらくダンジョン攻略に引っ込みますかね。

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